( 2015.11.09 )

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 中国の一部地域が、2.5ミクロン以下の微小粒子状物質( PM2.5 )の値が、世界保健機関( WHO )が定める 基準値の50倍 近くに上昇して、有害なスモッグに覆われた。

 同国北東部の遼寧( Liaoning )省瀋陽( Shenyang )では8日、市の環境保護当局のデータにより、PM2.5の値が 1立方メートル当たり 1157マイクログラムに達したことが分かった。 深刻なスモッグは、冬の到来によって使われ始めた、石炭を燃料とする公共の暖房設備や、重度に汚染された大気が他省から流入することが原因とされている。

 隣接する吉林( Jilin )省の省都、長春( Changchun )では9日、大気中を浮遊し、人体に有害な影響を与えるPM2.5の値が、 1立方メートル当たり860マイクログラムに達した。

 WHOは、健康に害を及ぼさないPM2.5の値として 1立方メートル当たり25マイクログラムの維持を推奨している。

 長春市当局はソーシャルメディア上で、 「 レベル3 」 の緊急対応策を開始したとし、学校に対しては屋外活動を中止し、住民に対しては屋内にとどまり健康上の予防対策を取り、外出の際は環境に優しい移動手段を用いるよう指示した。

 中国の慢性的な汚染問題は数十万人の死亡例と関連しているとされ、政府に対する不満の大きな要因ともなっている。

 PM2.5は、心臓疾患や脳卒中、さらには肺気腫やがんなどの肺疾患などの一因とされている。





( 2015.12.01 )

    


 中国で 1日、スモッグが安全基準の24倍近くに達し、国内の数千の工場に閉鎖が命じられた。 仏パリ( Paris )で開幕した、国連気候変動枠組み条約( UNFCCC )第21回締約国会議( COP21 )でも中国のスモッグ問題は暗い影を落としている。

 国営英字紙チャイナ・デーリー( China Daily )によると、北京( Beijing )では当局が、汚染度の高い工場2100ヵ所の閉鎖を命じ、人々に屋外へ出ないよう警告した。


 北京は灰色の濃い霧に覆われ、肺に深く入り込む有害な微小粒子状物質PM2.5の濃度が、 1立方メートル当たり598マイクログラムに達した。 米大使館によると、この値は世界保健機関( WHO )が上限値として推奨する 1立方メートル当たり25マイクログラムを大幅に上回っている。

 数百キロ離れた山東 (Shandong )省の省都・済南( Jinan )でも、 1立方メートル当たりの数値は400マイクログラムを超えた。 また北京と上海( Shanghai )発の空の便は30便以上がキャンセルとなった。





( 2015.12.02 )

 
  


 大気汚染が深刻な北京で1日、微小粒子状物質 「 PM2.5 」 を含む汚染指数が600を超え、2日続けて最悪レベルの 「 危険 」 ( 301~500 )を上回る 「 指標超 」 となった。 市中心部の天安門もスモッグで灰色にかすみ、目やのどに異常を訴える市民が続出した。

 1日付の中国紙によると、市環境保護局の担当者は 「 効果的な対策を講じた 」 と主張したが、米大使館の観測では、同日午後1時( 日本時間同2時 )、市内数ヵ所で前日の560を超える600前後を記録。 市郊外の石景山地区では661まで悪化した。

 習近平国家主席が国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議( COP21 )に出席するためフランスに向かってから、北京では急激に汚染が悪化した。 中国のネット上には 「 同じスモッグを習主席と一緒に吸えたら幸せなのに 」 「 再び軍事パレードを! 」 といった皮肉が寄せられた。






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