( 2013.12.09 )
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 12月に入って各地で大気汚染がさらに深刻化している中国で、市民が悲鳴をあげはじめた。 江蘇省南京市では8日、視界が10メートル程度まで落ちるほどの濃霧に見舞われ、市民が 「 もう耐えられない 」 と語った。

 記事は、8日に南京市の大気汚染が深刻レベルに達し、環境保護当局が最大警戒レベルの 「 赤色警報 」 を発したことを紹介。 早朝より灰白色の気体が空気中に充満し、周囲の建物が見えないほどになったとした。

 そのうえで、娘を学校に送ろうとしていた市民が 「 呼吸するのがつらい。 視界も10-20メートルでとても怖い。 昔は空気がきれいだったのに、今の空気には耐えられない 」 と語ったことを伝えた。

 濃霧による不幸な事故も起きた。 人民網が8日伝えたところによると、同省鎮江市の郊外で6日、早朝ジョギングしていた高齢男性がバイクにはねられ死亡した。 事故当時、濃霧によって視界が5メートル以下となっており、男性は懐中電灯を片手にジョギングしていたが、霧が濃すぎてバイク運転手が視認できず男性をはねてしまったという。

 汚染物質を含んだ 「 汚染霧 」 は、市民の体の健康を脅かすとともに、心の健康にも危害を与えつつあるようだ。