( 2013.02.01 )



 2013年1月30日、露ラジオ局・ロシアの声( 電子版 )は 「生態的災難が中国に訪れる」 と題した記事を掲載した。

 中国で深刻な大気汚染が広がっている。 ロシア科学アカデミー極東研究所のイーゴリ・ウシャコフ氏は、高気圧と有毒ガスや有毒物質などが組み合わさった結果だと指摘する。 人口2000万人の北京市の自動車所有台数は400万台にも上り、その排気ガスは膨大な量になっているとして、 「 すでに大きな災害になっている 」 と述べた。

 「 大気汚染は人為的要因と自然的要因を有している。 これは中国人にとって深刻な問題であり、政治的色彩が強く、すでに社会的な結果も出ている。 昨年中国で実施された抗議活動のうち、30%が水や空気の汚染などの環境問題に関するものだった。
 中国上空にとどまっている濃霧について、専門家たちは警鐘を鳴らしている。 世界自然保護基金( WWF )燃料・エネルギー複合施設環境政策プログラムのアレクセイ・クニジニコフ責任者は、 「 中国の主要エネルギーは今も石炭であり、大量の有害物質を排出している。 中国にとって最も適しているエネルギーは天然ガスだ。 エネルギー施設にガスを輸送するためのパイプラインを建設するべきだ 」 として、中国が環境に優しいエネルギーへ移行しなければならない必要性を示した。

 現在、中国全土の約7分の1まで大気汚染が広がっている。 北京では大気汚染指数が最悪の6級に達した。 ロシア科学アカデミー極東研究所のアンドレイ・オストロフスキー専門家は、 「 風が吹かず、高気圧がさらに1ヵ月続いた場合には、大災害に発展する恐れがある。 現在すでに半月この状態が続いているのだ 」 と警告している。