( 2013.01.31 )



 2013年1月29日、米誌アトランティック電子版は記事 「先天的障害の視点から中国の汚染を考える」 を掲載した。

 先日来、話題となっているのが中国の大気汚染。 北京市はスモッグと一体化した霧にすっぽりと覆われ、数十メートル離れた先もよく見えないほどの状況となった。 微小粒子状物質( PM2.5 )の濃度が安全基準値の10倍に達した地域もあるなど深刻な汚染が報じられている。

 中国の汚染を伝えたアトランティックの報道に、ある読者がメッセージを寄せた。 その読者はこの10年間、外国人が中国の子どもを養子として引き取る仲介の仕事に従事しているというが、以前と比べて口唇裂や指の欠損など先天的障害を持つ子どもの数が増えているとコメントした。 中国で生活しているという別の読者は大気や食品から重金属を吸収することで、子どもの脳の成長に影響があるのではないかとの推測を伝えている。

 記事は重金属などの汚染が中国の子どもの先天的障害や発育に影響しているかについて論評する資格はないと述べつつも、





( 2013.01.31 )


 中国人ブロガー 「 脱兔 」 さんは、 「 大気汚染は日本の問題だ 」 というテーマでブログを書いている。 中国では現在、北京を中心に猛烈な大気汚染が広がっており、死者まで出ている状態。 原因は言うまでもなく中国政府にあるはずだが、それが 「 日本のせい 」 とは一体どういうことか。

 ブロガーはまず、近年の中国では科学技術の発展により、工場や発電所で発生する汚染物質は年々減少していると主張。 「 今年、中国国内で発生した汚染物質の量は、昨年より減っている。 ではなぜ大気汚染が起きるのか 」 と問いかける。

 その答えは気象の変化にあるという。 ブロガーは2012年の気候が例年と比べて異常であったと指摘し、その結果 「 日本からの気流がシベリアへ抜けず、濃霧となって中国へ流れて来た 」 という。 日本からの気流に汚染物質が含まれており、 「 汚染物質はすべて日本から流れて来たものである 」 と断言する。 中国は被害を受けているのだという内容だ。

 ブロガーによると、こうした “事実” は一般庶民には隠蔽されているのだという。 日本は2011年の震災以降、国際社会での発言力を増しているため、国際世論を見方に付けていると指摘。 日本の世論工作により、国際世論は騙されていると言いたいらしい。

 その上で、 「 西洋社会は中国を悪魔化しようとして 『 北京咳 』 などと名付けているが、本来は 『 日本咳 』 と呼ぶべきである。 日本の責任だ 」、 「 汚染物質の発生源をはっきりさせるべき 」 などと提唱した。