( 2011.02.26 )
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( 在北京米国大使館が公表する大気汚染数値 )
 北京市は21日、大気汚染レベルが 「 重度汚染 」 となり、今年初の 「 重度汚染日 」 となった。 フランス通信社は、在北京米国大使館が独自で行った観測によると、同日の北京の大気汚染は 「 観測不能な最悪のレベル 」 に達したことを伝えた。

 北京市環境保護局が発表したデータによると、北京の大部分で2月21日、大気汚染が最悪を示す5級の 「 重度汚染 」 になり、 「 高齢者と児童は外出を避けるべき 」 というレベルに達した。 在北京米国大使館は同日、 「 危険かつ基準を上回る 」 という言葉で北京の大気汚染の観測結果を表した。 フランス通信社は、これは大気質が観測可能な最低ラインの500を下回ったことを意味すると説明。 米国の基準では、500は大気質指標( AQI )の最高レベルで、 「 すべての人に有害なレベル 」 を示す。

 22日に在北京米国大使館に取材したところ、2008年初めから、米大使館は館内の建物の屋上に大気観測所を設置し、ツイッターで1時間ごとに観測データを更新している。 しかし、そのデータは北京市が公式発表するデータと異なる。 米大使館の報道官は09年7月、米大使館の大気観測所は館内の大気汚染情報を提供するだけで、市全体の大気を観測することはできないと発表した。 米大使館は北京の中心部にあり、交通量が多いため、汚染状況は北京のそのほかの地域より深刻だと考えられる。

 中国の環境保護・観測分野の専門家によると、北京には完備された大気汚染の観測システムがあり、市内に設置された27カ所の観測ポイントのデータをまとめている。 専門家は、 「 米大使館が1カ所の観測ポイントのデータから市全体の大気汚染を評価するのは、非科学的な方法だ 」 と指摘する。

 またフランス通信社は、北京の多くの火力発電所と街中を走る480万台の自動車が大気汚染のおもな原因だとしている。