( 2016.04.20 )

  西


 2016年4月18日、中国陝西省西安市のレストランが、 「日本の大地震を心からお祝いします」 という横断幕を掲げて物議を醸している。

 西安の地元メディアの中国版ツイッター・微博ウェイボーアカウントによると、熊本県で大きな地震が相次いで起きたことを受け、西安市の某レストランの2階に 「熱烈祝賀日本大地震( 日本の大地震を心からお祝いします )」 と書かれた横断幕が掲げられた。 メディアは 「あなたはこれをどう思いますか?」 とネットユーザーに問い掛けている。

 この投稿に、中国のネットユーザーから最も “いいね” を多く集めたのは、 「実は店主は狭量な民族主義者。 客観的に見て店主の行為は反人道的。 決して褒められたものじゃない」 というコメント。 以下、評価が高い順に 「西安人の顔を汚さないでくれよ。 どんな無恥なやつが地震をお祝いなんてできるんだ? この店をボイコットしよう!」 「この店の主は頭がおかしいだろ。 まじで」 「狭く偏った愛国主義思想の源は店主の教養。 愚かで無知なパフォーマンスは批判と非難を浴びるだけ」 「日本が嫌いでも構わないが、こういう行為は中国人からも嫌われる」 「中国人の恥さらし」「こんなに悪辣あくらつで下品なやつらは人間とはいえない」 「最低の道徳すらないゴミたち」 「( 反日の )洗脳で価値観が狂ってる」 といったコメントが並ぶ。

 このほか、 「この店には絶対行かない」 「災害を喜ぶのは弱虫だけ」 「文明からは程遠いな」 「恥知らず。 しかも幼稚」 「西安人として顔から火が出そう」 「同じ人類としてどうなんだ」 など、ほとんどが同店を批判するものだ。

「漢奸は助けるな」

 ただこうした行為が相次いだ背景には、中国社会に沈殿する反日情緒がある。 普段はさほど目立たないが、良きにつけ悪しきにつけ日本をめぐる大きなニュースが報じられると、一斉にこの感情が巻き起こり社会を満たすことになる。

 熊本県南阿蘇村の温泉旅館で孤立していた中国・上海からの観光客20人が自衛隊ヘリで救出されたとの報道に対しては、同胞が救助されたことへの安堵あんや感謝よりも、 「漢奸は助けなくてもよい」 「日本の犬はかえってくるな」 と被災した観光客を突き放す声が目立った。

 「中国人を代表して日本の人民が平穏に過ごせるよう願う」 とのコメントには 「おまえは中国人ではなく漢奸の代表だ。 本当の中国人は歴史を忘れない」 「日本は中国侵略を否定し、南京大虐殺を否定している。 おそらく天意だろう」 と歴史を持ちだし、日本をののしる自らを肯定する書き込みが相次いだ。





( 2016.04.22 )


 いまもまだ余震が続く熊本地震に対し、世界各国から支援や哀悼の意が寄せられている。 中国の習近平国家主席も、遺族や負傷者を見舞うメッセージを天皇陛下宛てに送った。


 ところが、被災者の被害が拡大する中、中国の複数の民間企業が、日本の地震を「祝う」イベントを行うなどして地震に便乗した“反日商法”を展開。これには、中国ネット民からも非難が相次いでいる。

 香港紙・蘋果日報アップル・デーリーによると、調理器具などを販売する 「浙江永康市尊誠工貿公司」 が中国版Twitter 「微博」 の公式アカウントで17日昼ごろ、熊本地震祝賀セールを告知する投稿をした。 また、昆明銀工金属製品は熊本地震 「祝賀セール」 に関する告知を自社のブログに掲載した。 「日本大地震を祝い、17日から3日間、最低価格で商品を販売する」 との内容だ。

 同社はまた、 「余震が続けば、キャンペーンを継続する。 仮にマグニチュード8の地震が起きれば、値引き幅を拡大する。 日本人10万人が死亡すれば、さらに値引きし、日本が沈没すれば在庫一掃セールを実施する」 と宣伝した。

 告知を見た中国のネットユーザーは一斉に 「非人道的な企業がとんでもないイベントを行っている」 と非難している。 ネット上には 「こんなイベントを企画するなんて正気か」 「この会社こそ地震で滅べばいい」 といった怒りの書き込みが相次ぎ、論争が拡大するや、同社も問題の告知を削除した。

 中国では日本の地震被害に関する報道にもかかわらず、同情論どころか、むしろ反日感情をエスカレートさせる雰囲気を指摘する声が増えている。 中国のある大学教授は最近、公の席で 「日本の地震を喜ぶべきだ」 と発言し、失言騒動を起こした。

 これについて、中国のインターネットメディア 「紅網」 は、 「日本とエクアドルの地震に対する中国のネットユーザーの反応は全く異なる。 中国メディアとネットユーザーは無分別な発言をやめるべきで、日本の政府と国民を同一視してはならない」 と指摘した。
 は、 韓国 稿