( 2011.01.04 )

 

 清華大学メディア調査実験室は 『 2010~2011年消費者食品安全信用報告 』 を発表した。 報告によると中国人の70%以上が 「 中国産食品 」 の安全に対し不信感を抱いており、60%以上が遺伝子組み換え食品に対して不信感を抱いていることが分かった。

 中国では食品の安全にかかわる事件が頻発し、消費者の食品に対する信頼は失われている。 今回の調査では調査対象者の50.2%が、政府の監督監査の強化が必要だと回答した。

 食品の安全性に対し、回答者の7割以上が不信感を抱き、その中の52.3%が 「 やや不安 」、15.6%は 「 非常に不安 」 と回答。 調査の対象となった野菜・果物・海産物・食用油・ミネラルウォーターなど24種類の食品のうち、消費者がもっとも不安を感じているのは、膨張剤を使った食品および油で揚げた食品だった。 「気になる食品安全問題」 については、 「水漬肉」 や 「遺伝子組み換え食品」 をおさえ、 「病死した家畜肉の販売」 が第1位となった。

 注目すべきは中国消費者の遺伝子組み換え食品に対する姿勢で、62.8%が不信感を訴え、そのうちの19.7%が 「 非常に不安 」 と回答した。 また、食品に対する不安の原因に関しては、 「 企業と生産者の道徳欠如 」 が挙げられた。 政府の食品安全に関する監督監査が影響力を持つと認めると回答した人はわずか20.5%で、45.2%が 「 統制力が足りない 」 「 影響力がない 」 と回答した。

 専門家は、 「 ここ数年、中国のハード面での進歩は目覚ましく、化学汚染物質や添加剤などの検出技術は他国に劣らないものの、人的能力や管理規則といったソフト面での遅れがある 」 と指摘した。