( 2010.12.29 )

 

 武漢市のある工場で大豆たんぱく・変性デンプン・二酸化チタンなどで合成にせ豆腐が製造され、有名メーカーのブランドを偽って販売されていた事件で、中国国際放送局は 「 偽豆腐よりも深刻な問題は、豆腐が腐ったような監督・管理体制にある 」 と報じた。

 かつての抗生物質が添加された豚肉やメラミン入りのミルク、偽卵に続き、偽豆腐が中国で大きな話題となっている。 中国人は自国の創造力の欠如を嘆き、 「 中国の学生の想像力は世界一 」 という調査結果にも疑問を抱き始めている。 逆に、中国人の偽物を作る能力、新商品のコピーやイミテーション製造の研究開発能力に関しては誰もが認めるところだろう。

 記事では、 「 中国で偽物が横行するのは、厳格な監督管理機関が存在しないからだ 」 と指摘し、 「 人は100%の利益を上げるためには罪を犯すことも恐れず、300%の利益のためには自分の首さえ賭ける。 偽豆腐問題もこれと同じで、利益を上げるためには偽物作りも関係ないのだ 」 と主張した。

 さらに、 「 利益の追求は資本主義の本質であるが、市場秩序の保証と人びとの生命や健康は資本にかかっているという自覚が必要だ。 メラミンミルク事件の際のように、各企業や部門が責任をたらいまわしにするのもさらに大きな問題だ。 結局のところ偽豆腐も毒豆腐も、腐った豆腐のような体制に源を発する 」 と指摘した。

 偽豆腐をなくす方法は 「 体制の監督管理が本来の機能を取り戻すしかない 」 とし、一刻も早く責任転嫁や監督管理の甘さを改善しなければ、どのような食品も安心して口にすることができなくなると危機感を示した。