( 2010.12.16 )

 


 楽しみにしていた台湾旅行。 「 うきうき気分 」 で乗り込んだ飛行機で出された機内食。 食べ進めると、料理の中から見慣れないものが。 最初は 「 小さななまこかな 」 と思ったが、よく見ると 「 いも虫 」 だった。 中国南方航空を利用した女性の手記が、中国で注目を集めはじめた。

 問題の1皿が、 「 あと2口ほど 」 というところで、 「 異物 」 を発見した。 発表した写真を見ると、ほとんど空になった容器の底に、料理の汁にまみれた緑色のいも虫が横たわっている。

 女性によると、その場で騒ぐのは 「 こらえた 」。 団体旅行でもあり、仲間の気分を害すことをためらったのと、 「 航空会社にも最後の面子を与えてやろう。 抗議するのは旅行を終えてから 」 と考えたからだが、 「 同じ飛行機の乗客は、皆、同じ鍋で作った料理を食べたんだろうな 」 と、気になりつづけたという。

 台湾旅行の8日間を通じて、食欲がわかなかった。 精神的な苦痛を味わったのは明らかで、帰国後、南方航空に連絡をした。 南方航空側は 「 機内食の価格は20元で計算します。 したがって、食品法にもとづき10倍の価格の200元をお支払いします 」 と、淡々と回答した。

 「 笑ってしまった 」 という。 私を 「 物乞い 」 扱いにして、たったそれだけで 「 おしまい 」 にしようというなら、 「 暴露してやろう 」 と思い、経緯と 「 証拠写真 」 をインターネットに掲載したという。

 女性は、台湾行きの中国南方航空便を利用したのは11月11日と説明。 12月になってから関連する文章と写真の投稿を始めた。

 網易新聞論壇には、食の安全問題を指摘するとともに、2度と南方航空には乗らないとの書き込みがある。 南方航空は本来ならば、同じ便に乗る乗客全員に200元ずつの賠償をする責任があると論じ、投稿した女性は 「 慈悲深すぎる 」 と評する書き込みもある。

 料理中から 「いも虫」 が出てきたことから、南方航空は農薬に汚染されていない食材を使用しているとの主張もある。 皮肉なのか、本気であるのかは、分からない。