( 2010.10.14 )

 


 13日付中国新聞社電によると、江蘇省無錫市農林局は同日、市内で売られていたシラウオから、高い濃度のホルムアルデヒドを検出したと発表した。 ホルムアルデヒドは有毒物質で、防腐のためにホルムアルデヒド水溶液であるホルマリンに浸していたとみられる。

 無錫で出回っているのは太湖産のシラウオで、明代から松江しょうこう( 上海市郊外 )のスズキ、黄河のコイ、長江のヒラと並び、四大淡水名魚として、その風味が愛好されてきた。

 中国でシラウオは軽く炒めて食べるのが一般的だが、太湖産のシラウオは、火を通す前は透き通ってり、加熱しても魚肉は口中でほろりととろける食感だ。

 ホルマリンにつけられたシラウオは不自然に白さが増し、固くなって 「 ゴム 」 のような食感になるため、購入したシラウオを偽物ではないかと言う市民もいた。

 無錫市農林局漁処の張憲中処長によると、これまで同省蘇州市で、売られていたシラウオからホルムアルデヒドが検出されたことがあるが、無錫市では初めて。中国の食品衛生法でホルムアルデヒドを含む食品の製造と販売が禁止されているにもかかわらず、業界の一部で使用が常態化しているという。

 ホルムアルデヒドは刺激が強く、粘膜の炎症、出血、肝・腎機能障害をもたらす。微量でも発がん性があるとされている。 新築の部屋などで建材から揮発する有毒物質による健康障害 「 シックハウス症候群 」 の主要な原因物質のひとつでもある。

 太湖では、産業・生活排水の流入で汚染が進んでいる。