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 最初に発見した人はさぞかし驚いたことだろう。 中国で最も発展した経済都市である上海を流れる黄浦江を、数え切れないほどの豚の死骸が流れてきたの だから。
 先週、市民の水源でもある黄浦江で6000頭以上の豚の死骸が見つかると、上海市当局は慌てて 「 水道水の水質は衛生基準の範囲内 」 と発表。 死骸の一部から 「 豚サーコウイルス 」 が検出されると、 「 人には感染しない 」 と影響拡大を否定した。 ところが後に、川の水のサンプルからウイルスが検出された。
 川の上流の農民が病死した豚を投棄したとみられているが、上海市民が警戒すべきなのは、水質悪化ではないかもしれない。
 新華社通信によれば、上海の隣に位置する浙江省の裁判所で先週、病死した豚の肉を売っていた46人に有罪判決が言い渡された。 浙江省の地元当局が昨年、豚の病死肉摘発キャンペーンを実施したところ、ウイルス検査で陽性を示した豚肉約6トンが見つかっていた。
 中国で病死豚肉の売買が横行するのは、インフレで豚肉の値段が高騰していることが背景にある。 「汚れているのは川の水ではなく、この国のモラルだ」 と、作家の李明生リー・ミンションは嘆いている。

( 2013.03.11 )

 
  

   黄浦江の上海市松江区流域で、9000頭あまりの豚の死体が川に浮かんでいるのが発見された。

 9日午後4時までに900頭あまりが回収されている。 9日午後、上海市政府は関係部局を集めて現場会議を開催。 水質汚染などを防ぐための必要な対策をとることを決めた。 なお現時点で飲用水への影響は確認されていないという。

 死体は上流から流れてきたものと考えられるため、上海市政府は黄浦江の上流地域と協力、死体の発生源の調査を進め、死体の廃棄など規則違反行為の取り締まりを進める方針だ。





( 2013.03.11 )

 


 上海市農業委員会と松江区関係部門によると、10日までに1200頭以上のブタの死骸が回収され、ただちに集中的に無害化処理が行われている。

 死骸の発生源については基本的に上海市の上流とみられることから、現在当局は上流地域と協力し、ブタの耳についているタグなどの生産情報をもとに追跡調査を進めている。
 一方、飲用水への影響について上海市水道局は10日夜、水道水の供給に現段階で影響は出ていないとの見方を示した。 9日午後4時の時点ですでに約900頭の死骸が回収されていたが、上海市水道局はこの日午後、 「 飲用水の安全に大きな影響はない 」 とコメントを発表した。

 これに対して新華社は、 「 『 大きな影響はない 』 とはどういう概念か? 検査結果は公表できないのか? こんなに速い調査を信頼できるのか? 」 と伝え、当局の対応に懐疑的な見方を示した。





( 2013.03.12 )

 

中国上海市の黄浦江上流で大量の豚の死骸が見つかった問題で、回収された死骸は9日から2日間で2813頭に上った。 同市水務局は現在、生活用水の水源となっている上流地域での水質検査を強化している。

 それによると、同流域で豚の死骸が見つかり始めたのは今月初め。 8日には十数頭が浮いているのが見つかり、9日午前には1000頭規模の死骸が確認された。 現在死骸は下流の浙江省方面へ流れており、9日から2日間で計2813頭が回収されたという。

 これを受け、同市では生活用水の供給企業に対し、水質処理後の塩素濃度を高めるよう指示。 水源地域での水質管理を強化するとともに、大腸菌などの検査頻度を高めるよう関係各部門に求めている。 今のところ水質は国家基準内に収まっているという。





( 2013.03.13 )

  


 中国・上海市中心部を流れる黄浦江に大量の豚の死骸が流れ着いている。

 上海市当局は12日、これまでに計5916匹を回収したと発表した。

 死骸が見つかった流域には飲料水の取水口があり、市当局が監視を強化している。 死骸が浮かび始めたのは今月上旬。 一部は上流域にある浙江省嘉興市で飼育されていたことが判明した。 一部は豚の伝染病に感染していたが、上海市当局は 「人には感染せず、水質に影響もない」 と強調している。





( 2013.03.13 )

  


 中国上海市で市内を流れる黄浦江に豚の死骸が大量に浮いているのがみつかり、合計で5916匹の死骸が回収された。

 死骸は今月上旬からみつかり始め、同市当局は11日に、その一部から 「豚サーコウイルス」 と呼ばれる病原が見つかった と発表。 人間には感染せず、河川の水質への影響も問題ないなどと説明していた。

 一方、死骸が見つかった流域は周辺住民の飲料水の水源となっており、住民の間で懸念が強まっている。

 同市当局は豚の耳についていた標識などから、隣接地で上流の浙江省嘉興の養豚農家が飼育していたと断定、調査を始めた。 伝染病に感染して売り物にならなくなった豚を、河川に突き落とした可能性がある。 豚の死骸が食肉として売却された形跡はないという。





( 2013.03.13 )

 


 中国最大の商業都市、上海市は市内を流れる河川の上流で発見された豚の死骸の数が当初報告の倍以上の6000匹近くに上っていることに対応し、水質検査の頻度を増やすと発表した。

 市当局のウェブサイトに掲載された発表文によれば、黄浦江から引き揚げられた死骸は12日午後3時( 日本時間同4時 )時点で5916匹で、新たに発見される死骸は減っているという。 発見された豚は浙江省から来たことが予備調査で判明したことから、市当局は下流に豚がさらに流れ込むのを防ぐため、当局はフェンスの設置を急いでいる。

 上海市当局は今月10日、黄浦江でこれほど多くの豚の死骸が発見された理由を調査していると発表していた。 国営新華社通信が上海市の情報当局の話を引用して伝えたところによれば、浙江省嘉興市の住民が今月4日から川に豚を投棄していた。 嘉興市当局は死んだ豚が川に投棄されたことを認めたという。

 上海市の農業局が11日に動物疾病対策局の調査を引用して発表したところによると、黄浦江から採取されたサンプルから豚サーコウイルスが検出された。 飲料水の供給源にもなっている黄浦江では1時間ごとに検査が実施され、口蹄こうてい疫や豚コレラ、青耳病などのウイルスは検出されていないという。

 この河川の水は上海市民の飲料用としても使われている が、中国当局は同日、この豚による飲料水への影響はなく、水は安全だと強調した。

 CCTVの報道によれば、死亡した豚は重さとして数千キロにのぼる量だったと推定され、現場周辺には強い臭気が漂っているという。

 いっぼうで、上海の水資源部は、水道水の品質は 「 普通 」 のままで、上海市の安全基準に沿っていると語った。 今後、水資源部は水道水の品質を監視するという。

 中国のグローバルタイムスは、今回発表されている数は全体の一部であるかもしれないことを示唆した。 地元の村の住民によれば、近辺農村では豚が病死した場合にダンプで川に捨てていくことはよくあるという。

 そして一方で、中国の地元メディアによれば、黄浦江の上流のにある嘉興市では、最近の2ヶ月で、1万8000頭の豚が病死したと報告されている。 そして、それらの死体はすべて川に投棄されたのではないかという懸念が持たれているという。

 中国版ツイッターである Weibo では、発表されていない事実があるのではないかという投稿が相次いでいる。





( 2013.03.14 )

 姿


 中国・上海中心部を流れる黄浦江で13日までに、5916匹に上るブタの死骸が回収された。 上流地域からさらに死骸が流れてくることが予想され、この川から飲料水を引く市民からは 「 まず偉い人が飲んでみて 」 など水質への影響に不安を訴える声が相次いでいる。

 死骸の漂流は先週から報告されていた。 13日付の国営英字紙 「 上海日報 」 は地元当局の発表として、上海市内の水質は 「 正常 」 で 「 汚染物質は検出されなかった 」 と伝えた。 市水道当局は水質検査を強化し、死骸の回収を急ぐ方針を示している。

 これに対し、中国版ツイッター 「 ウェイボー(微博) 」 では 「 汚染されていないというのなら偉い人たちがまず飲んでみてほしい 」 「 主要河川に腐敗しかけたブタの死骸が流れているのに、衛生上問題がないのはなぜ? 答えは、これが中国での出来事だから 」 など、批判的な発言が相次いでいる。

 ある住民は 「 至る所に死骸があってひどい悪臭を放っている。 もちろん心配だが、この水を使うしかない 」 と訴えた。

 しかし、一部の住民は汚染を恐れ、ボトル入りの飲料水を飲み始めているという。

 専門家によると、浄水施設の性能が非常に高かったり、ふだんから強力な塩素処理を行っていたりする場合は別だが、何日間も漂流している死骸から血液や消化液が漏れ出した結果、水道水の味や色が変わることは十分考えられる。

 ウェイボーには、人気映画 「 ライフ・オブ・パイ 」 のポスターを加工して 「 ライフ・オブ・ピッグズ( ブタ ) 」 と書き換え、主人公のボートや水上にブタの死骸を描いたパロディー画像も登場。

 「 お湯を飲んでいるだけなのになぜ太るのか、ついに分かった。 本当はポーク・スープだったのだ 」 といったジョークも飛び出している。

 農業当局の調査によると、一部の死骸からはブタの伝染病ウイルスである 「 豚サーコウイルス 」 が検出された。 死骸が投棄された場所などについて、詳しいことは分かっていない。





骸、
  

 中国四川省彭山県を流れる南河で19日午後、死んだアヒル1000羽が捨てられているのが見つかった。 50~60枚の白い袋に入っており、川辺に散乱していた。 下流まで流されていた死骸も多い。 彭山県の環境保護当局、牧畜管理当局は調査を経て、南河の上流から流れてきたものと確認。 死骸を青竜鎮と観音鎮が交差する水域に積み上げた。 2次汚染を避けるため、アヒルの死骸は埋め立て、消毒処理をしている。 南河は水道水の水源ではなく、人や家畜に害をもたらすことはないという。

 環境保護局の張冀川副局長によると、死骸の腐敗の程度から、死後数日間であることが分かった。 付近の人に捨てられたものではないという。 多くの死骸は川の中に浮いている。 死骸を入れた袋は泥に埋められた様子で、死骸は上流から流れてきたものとみられる。

 アヒルの死骸が付近の村の市場で流通した可能性について張局長は、21日午後までに アヒルの死骸を拾った住民はおらず、市場には入っていない と指摘した。 また、アヒルの腐敗の程度からみて、売ることはできないと分析している。