簿


( 2009.07.26 )

 


 2009年7月24日、網易は記事 「 深刻なピータンの鉛汚染:伝統的製法は消滅へ 」 を掲載した。 好きな人にはたまらない珍味・ピータンだが、製造過程で鉛が含まれてしまうため食べ過ぎは禁物だという。 特に子どもは要注意だと警告している。

 最近、中国で販売されているのが 「 無鉛ピータン 」。 一部消費者はこの商品を見て初めて 「 ピータンには鉛が含まれていたのか! 」 と気づいたという。 ピータンはゆでたアヒルの卵を石灰などで包み熟成させて作る食品。 その時に黄丹粉と呼ばれる一酸化鉛も使われるため鉛に汚染されるという。 「 卵製品衛生基準 」 はピータンの鉛含有量を1キログラムあたり2ミリグラム以下にするよう定めているが、2000~06年の調査によると、10%以上の製品が基準値を超過している。

 そこで伝統的製法とは異なる無鉛ピータンが登場した。 しかし黄丹粉とは別の鉛化合物を使っている場合や従来通りの製法で作ったものを無鉛ピータンと称して売っているケースもあるなど問題は深刻だという。





( 2009.08.15 )
西
 

  

 2009年8月13日、陝西省宝鶏市鳳翔県政府は記者会見を開き、同県長青鎮の馬道口村及び孫家南頭村での鉛汚染問題を認めた。 検査を受けた14歳以下の子ども731人のうち615人から基準値を上回る鉛が検出された。 14日、人民日報が伝えた。

 9日、馬道口村及び孫家南頭村の村民は宝鶏市の病院で自発的な検査を行ったところ、子どもたち数百人から基準値を超えた鉛が検出された。 同地には生産量年20万トンを誇る亜鉛工場があり、村民らは関連性を主張している。 工場付近にある住宅581戸は移転することが決まっていたが、今なお425戸が残っているという。 一方、工場側は排出物は基準値を守ったものであり、生産開始以来環境保護部門からの罰金を受けたこともないと反論している。

 13日、県政府は問題を認めた。 発表によると、14歳以下の子ども731人の調査の結果、615人から1リッターあたり100マイクログラムを超える鉛が検出された。 うち315人は250マイクログラムを超えており、鉛中毒の域に達しているという。 県政府は治療費を全て負担することを約束するとともに、工場付近の住民移転を今後2年間以内に完成させることを約束した。





( 2009.08.18 )
西
 

 2009年8月17日、陝西省宝鶏市鳳翔県の農民らは亜鉛工場の敷地内に侵入、建物のガラスを壊しトラック十数台を破壊するなどの騒ぎを起こした。 17日、中国新聞網が伝えた。

 今月初頭、大型亜鉛工場の付近に位置する同県長青鎮馬道口村および孫家南頭村の村民が、 「 子どもたちの血中鉛濃度が基準値を大きく超えている 」 として政府に対策を求めた。 県政府は治療費の負担と工場付近の住民移転を約束したが、工場の操業自体は停止されず、17日の暴動へと発展した。

 同日午前、宝鶏市の戴征社ダイ・ジョンシャー市長が現地を訪問、村民らに謝罪した。 また村民の健康被害調査を徹底すること、環境アセスメントの批准を受けるまで工場を操業停止処分にすることなどを約束している。 工場の誘致などは一部地方官僚の独断で決定されたとも伝えられており、共産党規律部門は関係者の責任追及に動き出したという。





( 2009.08.19 )

 

 2009年8月18日、南方都市報によると、湖南省武岡市の文坪村で、マンガン工場の周辺に住む児童約100人から基準値を上回る鉛が検出された。 児童の中には髪が抜けるなどの症状が現れている者もいるという。

 村人によると、工場は3年ほど前に建てられたもので、当初はその危険性について村人たちはまったく理解してなかったという。 ところが十数日前、ある村人の子どもの髪の毛が抜けるようになり、省都・長沙市の病院で検査したところ、医師から自宅付近に重金属工場がないか聞かれ、問題が発覚した。

 不安に思った他の住民が子どもたちを検査させたところ、体内から基準値を超す鉛が検出され、一部の大人からも鉛が検出された。 この一件が武岡市政府に知れると、市委員会の責任者が現地を視察し、症状の重い児童86人を長沙の病院へ搬送するなどの措置がとられたという。

 同様の鉛中毒事件は陝西省宝鶏市でも発生しており、事態を重く見た武岡市政府は15日、市内全域の精錬工場に対して検査を行うことを決め、検査が終了するまですべての操業を停止するよう指示した。