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( 2007.10.01 )

 

日本人観光客向け衣料品?
 2007年9月29日、北京市工商局によって行われた衣類製品の品質検査の結果、北京市の百栄デパートや東城区にある繁華街・王府井などで売られていた4製品から発ガン性のある芳香アミンが含まれるアゾ染料が検出された。

 工商局によると、芳香アミンが含まれるアゾ染料が使われた衣類を着用した場合、アゾ染料は皮膚との接触によって体内に吸収され、体内で発がん性のある芳香アミンが分解される。 分解された芳香アミンは人のDNA構造を変化させ、がんを誘発するという。

 今回、工商局が行った検査項目には芳香アミンのほか、ホルムアルデヒド、ph値、臭い、洗濯後のサイズ変化、色落ち変化などの項目が含まれていた。 検査の結果、6製品が不合格となり北京市工商局はこれらの製品の販売を禁止した。





( 2008.05.28 )

 

 2008年5月27日、広東省広州市の質量( 品質 )技術監督局( 質監局 )が今年1月~5月の間に実施した抜き取り検査で、一部の子供服と文房具から発がん性物質が検出されたことがわかった。 広州紙 「 南方日報 」 が伝えた。

 広州市質監局は27日に開かれた記者会見で、抜き取り検査の結果、子供服の合格率は72.4%にとどまり、一部からは発がん性物質 「 アゾ染料 」 を検出、同じく発がん性のある 「 ホルムアルデヒド 」 の含有量が基準値を超えているものもあったと発表した。

 「 アゾ染料 」 は長期に渡って皮膚と接触することで体内に吸収され、発がん性のある 「 芳香族アミン 」 を生成する。 人体にとって極めて有害として、使用が禁止されている。 「 ホルムアルデヒド 」 も同様に発がん性が警告されている。

 また、広州市白雲区のメーカーが製造する 「 博納施 」 ブランドの修正液からも、有機溶剤 「 ベンゼン 」 が基準値の8.5倍を検出した。 「 ベンゼン 」 は長期に渡って吸引することにより白血病を誘発すると指摘されている。





( 2010.04.09 )

 


 2010年4月8日、中国のラジオ局・中央人民広播電台は、中国製の人形から基準値を超えたエチレンが検出され、米国の小売店で中国製玩具を撤去する動きが広がっていると報じた。

 問題が発覚したのはバレンタインデーギフトの人形2製品。 基準値を超えたエチレンが検出されたため、カリフォルニア州検察は米大手小売の 「 ターゲット 」 に売り場からの撤去を命じた。 以前、子ども向けアクセサリーからカドミウムが検出されたこともあり、ウォルマートやディズニーなどその他企業にも中国製玩具撤去の動きが広がっている。

 2009年、浙江省寧波市の玩具企業、特にプラスチック玩具の輸出はきわめて好調で、輸出額は前年比82%増の2億8131万ドル( 約263億円 )に達した。 しかし今回の事件はすべての玩具企業に警告を与えるものになったという。 昨年、米国での消費者製品安全法改正を皮切りに、欧州連合( EU )、日本、カナダなどの先進国は玩具の安全基準強化、検査の厳格化に踏み切った。 こうした貿易障壁の影響が次第に明らかになると予想されている。

 中国当局は輸出玩具の大多数の品質は優れており、問題があるのはごく少数との認識を示している。 しかし事前に問題を避けるよう各企業に通知し、検査能力を高める新たな方法の研究を進めているという。





( 2011.05.30 )

 


 2011年5月28日、まもなく 「 六・一( 6月1日の児童節 ) 」 を迎える中国では、子供たちの健康を害する危険性の高い玩具が公然と市場に出回っている。 国際的に実施されている玩具安全基準に比べて、中国国内の安全基準があまりにも低すぎるのが原因だ。 中国新聞網が伝えた。

 広東省広州市の地元紙・南方日報と南方都市報によると、 「 六・一 」 に合わせてほとんどの親が子供に玩具をプレゼントする予定だという。 玩具を購入する際には 「 安全性を重視する 」 と答えている親たちにとって、最も困るのが他人から贈られた玩具だ。 「 箱を開けてみて中身の匂いが気になるときは、しばらく外に放置して匂いが消えてから子供に渡す 」 という親も。 中には 「 外国の安全基準は厳しいので、中国大手メーカーの輸出向け商品しか与えない 」 と答えた親もいた。 親たちが切望しているのは外国と同じレベルの安全基準の導入だ。

 中国国内の玩具製品の安全性については、物理的性能や燃焼性、化学性能、表示と使用説明の有無がサンプリング検査で調べられるだけで、人体に有害な重金属や化学物質に関する検査項目はない。 その結果、海外では使用が禁止されているフタル酸エステルなどの有害な化学物質を含んだ玩具が国内市場に溢れている。 このように危険な可塑剤を添加したプラスチック玩具の原材料1トンあたりの生産コストは1400元( 約1万7500円 )ほどだが、可塑剤を使用しなければ1トンあたり2万元( 約25万円 )にも跳ね上がるという。





( 2011.12.08 )

   


 2011年12月7日、シンガポール華字紙・聯合早報の報道によると、国際環境保護NGO・グリーンピースは、中国の香港、北京、上海、広州、武漢の5都市で500点の児童用品をサンプリングし、うち32.6%の児童用品で有害な重金属が検出されたと発表した。

 サンプルは、5都市のスーパーマーケット、百貨店や卸売市場から、文房具及び服飾品やコップなどを採取した。 香港でサンプリングした児童用品100点のうち、23点で鉛、ヒ素、カドミウム、クロム、水銀を含む重金属が検出された。

 専門家によると、児童が長期にわたりこのような重金属に触れていると、神経系統や血液、免疫、消化などの発育に影響し、その影響は成年ごろまで続く可能性もあるという。