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( 2007.06.12 )

 
   


 2007年6月20日、劣悪な環境で勉強を続ける子供たちを取材するため、四川省ラン中市洗馬灘村小学校を訪ねた。

 小学校の校舎は教室が1つだけの小さなもの。 比較的広い校庭は、高く積み上げたゴミの山で埋め尽くされている。 教室へ入るにはゴミ山の中を通って行くしかない。

 今年3月、洗馬灘村はわずか年800元( 1万2800円 )の賃貸料で、この小学校の土地をプラスチック加工工場に貸した。 そのとたん毎日さまざまなゴミが運び込まれ、校庭はあっという間にゴミ捨て場と化したという。 このゴミから出る悪臭と無数のハエのために、子供たちはどんなに暑くても窓を開けることができない。 もちろん校庭で体育の授業もできない。

 ラン中市は中国国内の貧困地域に属し、全市人口86万人のうち30万人が長期間出稼ぎにでている。 子供達の世話をするのは年老いた祖父や祖母、隣村の環境の良い学校までは片道5kmの山道でとても送り迎えはできない。 子供たちが安心して勉強できる環境を与えることはできないものだろうかと、村人たちは頭を抱えている。