簿


( 2006.11.28 )

 

 2006年11月27日、北京市の石景山楓林団地の住民が、水の配給車の前に行列を作って、きれいな水を容器に受けている。

 この日、同団地の2000人以上の住民が、突然水道局からの通告を受けた。 それによると、地下水が汚染されているため、水道水はしばらく飲用してはいけないという。

 彼らは給水車に飲用水をすべて依存するという、不便な暮らしを強いられている。 汚染の詳しい原因については、近いうちに水道局が説明会を行うそうだ。





( 2007.05.09 )

 

 2007年5月8日、北京市朝陽区の住宅で水道水に虫が混入していたことがわかった。

 北京市朝陽区のある住宅で、住民が水道の蛇口をひねったところ、水の中に細長い虫が3匹入っていた。 この住宅に住む別の住民によると、水道水にこの虫が混入していることが度々あり、多いときには1000匹近くいたこともあったという。 原因はわかっていない。

 朝陽区では以前にも水道水に虫が混入していたことがあり、ほかの地域でも同じような状況が見られる。 虫混入の原因は貯水タンクの不衛生によるものが多い。 衛生局や住宅の管理部署では貯水タンクの清掃と水質検査などが義務付けられているが、実際にはこのようなずさんな衛生管理が行われているところも少なくないと見られる。





( 2008.01.18 )

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遼寧省阜新市太平区高徳花園地区
 2008年1月8日、遼寧省阜新市太平区の高徳花園地区で、大規模な水道水汚染事件が発生した。 15日午後6時の時点で2639世帯に被害が及び、1139人が治療を受け、その内59人は入院した。 今のところ死亡者はなく、患者の病状は落ち着いているという。 「 南方網 」 が17日伝えた。

 汚染水による中毒症状は嘔吐と下痢で、8日午後の時点で数十人の患者が発生し、翌9日にはさらに被害が拡大した。 通報を受けた救急センターは、13台の救急車を現場に差し向け、24時間休みなく患者を病院に搬送し治療を行った。

 阜新市水道会社と衛生部の調査によると、水道水に下水管の汚水が混入したことが、中毒の原因。 下水管の排水がつまり、その圧力で水道水の貯水池の止水弁が動かなくなり、汚水が貯水池に流れ込んだという。 水道水の貯水池と下水管が、5m弱しか離れてないという設計に問題があると指摘する住民もいる。

 市委宣伝部部長は、 「 事故の原因を追究するとともに、責任の所在を明らかにしたい 」 と語っている。
事件後、市政府は、汚染された貯水池の排水と消毒を開始し、6台の消防車で住民に給水やミネラルウォーターの配布を始めた。 中毒患者は無料で治療を受けられるという。





( <2009.03.23 )

 調

3月22日の 「世界水の日」 に北京のダムで行われた宣伝活動
 2009年3月23日、京華時報によると、北京市豊台区で児童20人を含む300戸で集団下痢が発生した。 原因は水道水にあると見られ、区政府衛生局が調査を行っている。

 集団下痢が発生したマンションの住民によると、同マンションの児童が15日、下痢を起こし、19日に高熱が出たため病院へ連れて行くと、細菌性の感染によるものと診断された。 別の児童も次々と腹痛を訴え、検査の結果はいずれも同様だった。 その後、水道の水から黒い浮遊物が見つかり、ある住人は 「 水を口に含んだところ、生臭い臭いを感じた 」 と話している。 22日までに300戸の住民が相次いで下痢になっている。

 マンション側は水道管が破損したことにより汚水が混入したのではないかとし、各家庭にミネラルウォーターを配るなどの対応をとっている。 現在、区衛生局がマンションの水道水を持ち帰って水質検査を行っており、間もなく結果が出ることになっている。





( 2009.07.31 )

 

 2009年7月29日、内モンゴル自治区赤峰市衛生局は水道水が大腸菌などに汚染されたと発表した。 30日午後5時時点で3719人の被害を確認、うち89人が入院治療を受けたという。 現時点で重症者は確認されていない。 30日、新華網が伝えた。

 23日、同市では大雨が降り、九龍給水公司の9号水源井が水没した。 その後、同水源井戸からは基準を大きく超えた大腸菌が検出されたほか、サルモネラ菌も検出されている。

 現地医療機関では北京市から派遣された専門家の指示をもとに治療対策プランを制定した。 治療は順調に進んでおり、大多数の患者は快方に向かっているという。





( 2009.08.04 )

 調

 2009年8月3日、同日付の人民日報によると、内モンゴル自治区赤峰市で水道水が汚染され、多数の住民らが不調を訴えていた問題で、病院などで受診した人は1日までに4300人を超えた。 うち3000人がすでに回復している。

 水道水が汚染された原因は、大雨で水源にサルモネラ菌などを含む水が流れ込んだこととみられる。 下痢やおう吐、めまい、発熱などの体調不良を訴える人は7月23日ごろから出始めた。 これまでのところ、重症や死亡などの例はみられない。

 同市政府は1日から3日間をかけて水道管を消毒するため、その間は水道水を飲まないよう市民に通知した。

 一方、23日から水道水の汚染が始まったにもかかわらず、水道会社が汚染の事実を発表したのは26日と遅れたことに関して、市民の間では、 「 会社が事故を隠そうとしたのではないか 」 「 普段から水質検査がいいかげんだったのではないか 」 との憶測も広がっている。 市では調査チームを設けて事故の責任の所在について調べを進めている。





( 2011.04.26 )

 

 2011年4月26日、中国・江蘇省大豊市で水道水を飲んだ数百人の市民が中毒症状を訴え、病院で治療を受けていたことがわかった。 地元住民は付近の農薬生産工場の廃水が原因と見ている。 広州日報が伝えた。

 今月5~12日の期間に水を飲んだ数百人に、下痢や嘔吐、発熱などの症状が見られた。 全員が病院での治療および検査を無料で受けている。 24日現在、地元自治体は住民に対し飲用水の支給を継続している。 その自治体の調べでは、市内のある場所で植樹作業を行った際に地中の水道管複数個所が破損し、その隙間から汚染水が紛れ込んだことが事故原因と見ている。 汚染水が付近の農薬工場から出たものかどうかについてはまだ確定できていない。

 問題の農薬工場へ記者が取材を申し入れると、経営責任者の秘書と称する人物が応じた。 地元住民が汚染源と疑っている水道管は工場所在地の東側に位置するが、工場の下水道は反対の西側に敷設されており、 「 今回の事件とは何ら関連性がない 」 と繰り返し強調した。





( 2011.07.27 )

 
   使


 2011年7月26日、中国・四川省綿陽市政府の発表によると、省内の河川・■江に電解金属マンガンの生産工場からスラグ( 精製後のカス )が流入し、綿陽市・江油市の水道水が汚染されたため、市民に飲用を禁止する通達が出された。 中国広播ネットの報道。
   ( ■ = さんずいに 「 倍 」 のつくり )

 今月21日の豪雨で上流200kmの地点にある工場から流入したものと思われる。 地元当局は26日になって、綿陽市・江油市に供給される水道水が汚染の基準値を上回っていることを確認した。 綿陽市環境保護局の馬道福マー・ダオフー局長は、 「 降雨直後は水量が増していたため、基準値を超える汚染は認められなかった。 その後、河川の水量が平常値に近づき、川床に沈殿したスラグの含有量が上昇したものと思われる 」 と説明。

 100万人を超える住民の生活用水については 「 飲用以外は問題ない。 しかし、口に入るものはミネラルウォーターなどを使用してほしい 」 と呼びかけた。 市政府でも配布用の飲用水を確保するほか、低収入層の集中する居住区にはそれを集中的に供給する。 また、市内各店舗に対し、飲用水の価格を釣り上げるなどの行為を禁じた。





( 2011.08.10 )
西
 

 2011年8月9日、中国・江西省瑞昌市の工業地帯で水道水の汚染事故が発生した。 周辺の住民110人が胃腸症状などを訴えている。 新華社の報道。

 朝食後に症状を訴えたのは1~73歳のおよそ110人。 ある被害者は 「 食後10分もすると激しい嘔吐と下痢に襲われた。 水道水は塩味がした 」 と語っている。

 瑞昌市長の発表によると、現段階で事故原因と考えられているのはある銅精錬工場。 水道管が腐食し、銅や塩素などの汚染物質が滲出したうえ、この汚染された水が水圧の低い夜間に逆流したと考えられている。





( 2012.05.09 )

 


 2012年5月8日、中国網によれば、中国の水道水は様々な有機化合物や重金属イオンなどが水源に混入しており、安全基準の合格率がわずか50%程度である ほか、中国国内の水源は約半数が汚染されている と業界関係者が指摘している。

 調べによれば、中国都市部の給水管は全体的に品質が悪く、基準を満たさないパイプが多くを占め、漏水や破裂のほか二次汚染被害も発生しやすい状態となっているという。

 また、中国全土の水道水処理施設4000ヵ所余りでは98%が旧来の処理方法をとっており、有機化合物や重金属イオンが除去しきれておらず、専門家は少なくとも20~30%の水道水処理施設は早急により高いレベルの処理方法にする必要があるとしている。

 現在、河川中国国内のすべての都市で水道水を直接飲むことはできず、煮沸することで有害な微生物はある程度は除去できるものの、残留した有機化合物や重金属イオンが体内に蓄積されると癌や畸形など突発的な異常が発生する恐れがあり、とくに北京や上海などの大都市では深刻な状況 となっている。

 2007年末に国家発展改革委員会や衛生部などが全国調査を行い、飲用水の合格率は83.4%であることを公表したが、2009年に住宅都市農村建設部が行った全国調査の統計データは未だ明らかにされていないという。