簿


( 2011.05.19 )

  調

 2011年5月18日、中国・江蘇省丹陽市で収穫前のスイカが次々に爆発する事件が発生し、中国国内だけでなく海外でも大きな注目を集めている。 植物生長調節剤の大量使用が原因と見られているが、中国のマスコミは 「 地雷 」 と称して大きく扱い、海外メディアは 「 中国最新の食品安全問題のスキャンダル 」 などと報じている。 環球網が伝えた。

 AP通信によると、スイカの爆発事件によって丹陽市の農家約20戸、作付け面積約45ヘクタールが損害を受けた。 現地政府の監督機関は植物生長調節剤の使用を禁止していないが、中国の農家では大量に使用したり、誤った方法で使用されたりすることも多いという。 今回取りざたされているのはKT-30と呼ばれる植物生長調節剤で、キウィやぶどうなどの果実を肥大させるために国外でも使われる。

 ある豪メディアは 「 スイカの爆発は市民を恐怖に陥れている。 これは中国最新の食品安全問題のスキャンダル 」 と報道。

 中国国内メディアでは、以前よりも食品の安全問題に関する報道が増加している。 このことは、中国政府が食品添加物や人工着色料、人口甘味料など化学薬品の大量使用によって頻発している食品安全問題に警告を発し、食品業界へ対する更なる規制強化の必要性をすでに十分意識していることを表している。

 米ブルームバーグニュースは 「 中国政府は潜在的な食品の安全問題に注目し、検査や取り締まり強化に注力している。 一部の地方自治体では、食品安全問題の監督状況を職員の考課項目に採用する動きもある 」 と報じている。





( 2011.05.28 )

  使


 2011年5月27日、法制晩報は、中国の化学肥料使用量は60年間で100倍に増加しており、有毒物質が食品安全を脅かしていると伝えた。

 中国で問題となっている 「 爆発スイカ 」 は、成長促進剤が使用されたことが原因とみられる。 専門家は 「 植物ホルモンについて科学的な知識を持って欲しい 」 「 正しく使えば害はない 」 「 農薬は厳しく管理されている 」 と説明するが、消費者の不安は消えていない。

 中国食品のリスクは成長促進剤にとどまらない。 さまざまな化学物質の大量使用が問題となっている。 例えば、中国の化学肥料の平均使用量は、先進国の安全基準の2倍に達している。 一方で平均利用率は40%前後。 一部農家が大量に使用していることがうかがえる。

 化学肥料使用量はこの60年間で100倍に膨れあがった。 過剰に使用された化学肥料は土壌に残留し、土地を 「 殺していく 」。 まさに工業化していく農業こそが食品安全を脅かしているのだ。