簿


( 2010.04.11 )

 

 2010年4月9日、ラジオ局・中央人民放送局は、山東省青島市の 「 毒ニラ事件 」 を伝えた。 1日以来、ニラを食べた市民9人が頭痛、吐き気、下痢などの症状を訴えている。 9日、中国広播網が伝えた。

 病院での検査で、原因は有機リン中毒と判明した。 残留農薬による中毒とみられる。 患者らはすでに回復したという。 9日、青島市工商行政管理局市場処担当者が記者会見を開いた。 季節の変わり目にあたる現在は害虫が多く、農薬使用量が増えている。 そのため基準値を超えた農薬が残留したと考えられる。

 8日、市当局は市場で販売されているニラに対するサンプル調査を実施。 残留農薬が認められたニラ1930キロを押収し廃棄した。 また事件を受け現地のニラ価格は急落、農家に大きな影響を与えている。





( 2010.10.05 )

 

 2010年10月1日、陝西省西安市で発覚した 「 硫黄ショウガ 」 事件を受け、湖南省のニュースサイト・紅網は 「 中国人の食卓はいつになったら 『 化学工場 』 ではなくなるのか 」 と報じた。

 「 硫黄ショウガ 」 とは工業用硫黄で燻蒸くんじょうしたショウガのこと。 茶色くしなびたショウガを 「 硫黄処理 」 し、つやつやの黄色に早変わりさせ、新鮮なショウガとして高く売りさばくというもの。 西安市では自由市場で売られていたショウガの約60%がこの 「 硫黄ショウガ 」 であることが発覚し、世間に衝撃を与えた。 硫黄ショウガを長期間食べ続けると胃腸や肝臓に深刻なダメージを引き起こすという。

 中国ではこれ以前にも、下水道からすくいあげた油が食用として販売されていた事件、北京ダックを作る際に生じた廃油( 発がん性あり )がやはり食用として販売されていた事件、ザリガニを食べた人が横紋筋融解症を発症した事件など、食の安全が脅かされる事件が多発。 記事は自嘲気味に 「 悪徳商人のせいで中国人の胃袋は 『 化学工場 』 と化しつつある 」 と指摘した。

 中国では2004年から 「 食品安全法 」 の制定準備が始まり、2009年6月から施行されているが、それでも食の安全を脅かす事件は後を絶たない。 記事は、 「 有毒食品 」 が市場から一向に消え去らない原因は当局の怠慢のほか、罰則制度が生ぬるいせいであると指摘した。

 例えば、多数の乳幼児に被害が及んだメラミン入り粉ミルク事件のような大きな事件ではメーカー上層部に厳罰が下ったが、 「 硫黄ショウガ 」 のように人体への被害が目に見えにくいものに関しては厳罰に処される心配はない。 記事は、 「 こうした悪徳商人を震え上がらせるような厳しい罰則を設けなければ今後も似たような事件はなくならない 」 と警鐘を鳴らしている。





( 2012.05.08 )

 
  使


 2012年5月7日、紅網は、山東省青州市で鮮度を保つために白菜にホルマリンを噴霧する行為が横行していると報じた。

 青州市は春白菜の主要産地の一つ。 北京市、内モンゴル自治区、河南省、河北省など広い範囲に出荷される。 輸送の時間もかかるほか、気温が30度近くにまで上がるとあって、いかに鮮度を保つかが課題だったという。

 そこでここ数年、よく広まったのがホルマリンを噴霧する方式だ。 こうすれば出荷の翌日になっても白菜は変色することなく、白いみずみずしい形で販売することができる。 しかしホルマリンは刺激性のある毒物であり、また長期にわたり摂取すれば白血病の要因になるという。

 地元政府はホルマリンの使用をやめるよう呼びかけているが、中国の農作物品質安全法には保冷剤に関する規定はなく、ホルマリン使用禁止の法的根拠がないのが現状だという。