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( 2007.07.19 )

 

 中国旅行のおみやげといえば、白ウサギが飛び跳ねる 「 大白兔ミルクキャンディ 」 を思い浮かべる人も多いことだろう。 中国きってのロングセラー商品だ。 ところがこのキャンディから有害化学物質 「 ホルムアルデヒド 」 が検出されたと報道され、国内外で大きな波紋が広がっている。

 報道によると、フィリピンの食品医薬品当局が中国製の菓子を検査したところ、4種類のキャンディやビスケットから発がん物質であるホルムアルデヒドが検出され、販売停止になった。 このうちの一つが上海の老舗菓子メーカー、冠生園が製造する 「 大白兔ミルクキャンディ 」 だったとされる。

 2007年7月18日、上海市品質監督所は近日中にメーカーを立ち入り調査し、結果を公表すると表明。 一方、メーカー側は、フィリピンの検査報告をまだ受け取っていないとしながらも、製造原料にホルムアルデヒドは使用しないし、製造過程でもこれを含む物質を使用していないと反論、すでに上海の検査機関に分析を依頼しているとの声明を出した。

 ホルムアルデヒドは水溶液ホルマリンとともに消毒・防腐剤、樹脂加工など工業生産の場で多用される。 近年シックハウス症候群の原因物質と認められ、住宅建材などへの使用が規制されている。





( 2007.07.21 )

 


 2007年7月16日、フィリピンの食品薬品局は4種類の中国製キャンディーから発ガン性があるとされる化学物質、ホルムアルデヒドが検出されたと発表した。 うち1種類は、あの周恩来首相が愛したことで知られる有名ブランド 「 大白兔ミルクキャンディー 」 であったため、大きな波紋を呼んだ。

 ホルムアルデヒドは建材などに広く使われる化学物質。 いわゆる 「 シックハウス症候群 」 の原因物質の一つとされ、WHO( 世界保健機関 )の下部組織が発ガン性があると警告している。

 製造元の上海市の老舗菓子メーカー、 「 冠生園 」 は報道を受けてただちに社内調査を実施した。 その結果、製造時にホルムアルデヒドは用いられた事実はなく、製品からも検出されていないと反論した。 同19日、スイス系の国際認証機関、ソシエテ・ジェネラル・ド・サーベイランス( SGS )も、 「 大白兎ミルクキャンディー 」 からホルムアルデヒドは発見されなかったとの検査結果を発表した。

 第三者機関からお墨付きを得た 「 冠生園 」 は、同社へ事実関係を確認することなく、一方的にメディアに情報を公表したフィリピン当局に怒り心頭。 ブランドイメージが大きく傷付いたとして、訴訟を含む対応を検討中だという。





( 2007.10.07 )

 

 2007年10月6日、中国国営新華社の報道によると、同4日、フィリピンで友達の誕生パーティーに参加していた小学生23人が中国製ミルクキャンディーを食べた後、嘔吐するなど不調を訴えて入院し、治療を受けていたことがわかった。

 6日、中国商務部の報道官は、フィリピン政府と連絡を取り合いながら、必要なら調査団を派遣する用意があることを表明した。

 入院した小学生らは翌日には退院したが、原因はまだ不明。 現在、キャンディーに問題がなかったかどうか、成分検査などを行っている。