ニュ

( 2007.05.17 )


   

 鉄道高速化計画の目玉として登場した弾丸列車が走行を開始して1ヵ月、定期点検のため河南省鄭州市の鉄道局検査場に戻ってきた。 約100人の技術者が車体を検査したところ、無残なほどボロボロにされていることがわかった。

 ボロボロになった原因は乗客による備品の持ち去り。 被害が最も多かったのは手洗い場のセンサー式蛇口。 多数取り外されてなくなっていた。 さらに緊急脱出用のハンマー。 また密室であるトイレも被害が大きかった。 便座の温度調節つまみやペーパーホルダーの軸さえ取りはずされ消え失せている実態には、ただもうむなしさが募るばかりだと技術者たちはこぼす。

 鳴り物入りで走り出した夢の高速列車だが、わずか1ヵ月で満身創痍になって戻ってくるとはおそらく想定外だったはずだ。 同局は今後、備品持ち去り禁止を表示するのか、乗客の資質向上を待つのか、判断を迫られることだろう。




( 2007.05.20 )
中国新幹線、

備品盗難はじめ 「非文明的行動」 相次ぐ

 日本やフランスなど各国の技術を導入したのに 「 国産 」 と宣伝している中国版新幹線が早くもピンチだ。 4月18日から各地で時速200キロ以上の高速運転が始まったが、乗客による車内の備品持ち去りが後を絶たない。 来年の北京五輪に向け、どうすればマナーが向上するのか中国指導部も頭が痛い。

 「 社会公民の恥。 中国人のイメージに悪影響を与える。 五輪に向けこうした非文明的行動は注意しなくてはならない 」。 国営新華社通信( 電子版 )は乗客のマナーに疑問を投げかけ、処罰が有効策と指摘している。

 新華社によると、河南省鄭州市の検査場で検査員約100人は車内を点検して嘆いた。 手洗い場のセンサー式蛇口、手洗いや排水の備品が消え、飲みかけのジュースが座席に放置されていた。

 中国各紙によると、信じられないほど備品が持ち去られている。 トイレットペーパーに緊急脱出用のハンマー、便座の温度調節用つまみ、トイレットペーパーホルダーの軸など。 センサー式蛇口のように持ち去っても何に使うのか想像もつかないものも含まれている。

 座席の物入れ網が破かれたり、トイレで喫煙したり、通風孔へのごみ投入、緊急用ボタンへのいたずら、トイレの水を流さない ― など悪質なマナー違反も目につく。 さらには大声を出したり床にたんを吐くなど傍若無人に振る舞う、足を前の座席に投げ出して足のにおいを発散させるなど周囲の迷惑を省みない行動もあるという。

 日本の新幹線車両をベースにしたCRH2など高速列車の愛称は 「 和諧わかい( 調和 ) 」号。名前は立派だが、車内の様子は公共精神の欠如を物語っている。


( 2007.07.06 )
中国の高速鉄道

手抜き工事が発覚

 中国の広州と武漢( 約950キロ )を約4時間で結ぶ高速鉄道工事で、規格にあわないコンクリート材料が使用されている ことが分かった。 中国経済時報が伝えた。 強度が足りず、橋などにひびが入り、安全性に影響する恐れがある、という。

 同鉄道は最高時速350キロを想定。 総工費は930億元( 約1兆4000億円 )で、中国を代表する高速鉄道網の一つとなる。 規定では火力発電所が燃やした石炭灰の粉末を使わなければいけないのに、湖南省以南の沿線 数百キロの区間で規格外の粉末を使用 していたという。 鉄道当局が調査に入る方針を示している。

 中国の高速鉄道工事でコンクリートが強度不足になっていた。
 ひびにより安全性に影響が出る可能性があるという。
 コンクリートの材料に規格外のものを使用していたらしいが、安全よりもコストと納期重視の中国らしい。
 それにしても、最高時速350キロ走行する中国の高速鉄道に乗るのは、自殺行為だな。


     

( 2009.12.30 )



 12月26日に開通したばかりの武漢 ― 広州間を結ぶ高速鉄道 「 CRH2型鉄道 」 で29日午後、設備故障が発生し、遅延する事故が発生した。 鉄道部門が調査したところ、故障の原因は車内で乗客が喫煙したことによって安全装置が作動したためだった。

 事故の発生後、鉄道部門は乗客に対し、 「 全車両が禁煙であり、たとえデッキやトイレであっても喫煙してはいけない 」 と伝え、ほかの乗客たちが安全に高速鉄道を利用できるよう、車内で喫煙しないよう呼びかけたという。

 この事故によって3時間の遅れが出たほか、発車を待つ乗客たちは車内に閉じ込められたままになった。 乗客の一人は、 「 急いでいたからこそ高速鉄道を利用したのに 」 と語っているほか、数千人の利用客に影響が出たと見られている。

 この事故に対し、中国のネット上では 「 タバコを吸えば警報装置が作動するのは常識ではないか。 警報装置が作動すれば運行できるわけがないだろう 」、 「 おならで警報装置は作動するの? 」、 「 高速鉄道は謝罪すべきだ 」、 「 乗客のタバコが原因だったというのは言い訳であり、責任のなすりつけだ。 これくらいのことを前もって予測できなかったのか 」 などの意見が寄せられている。

 武漢 ― 広州間を結ぶ高速鉄道 「 CRH2型鉄道 」 は、26日に開通したばかりの路線であり、日本の川崎重工業から購入した高速鉄道車両だ。 中国では鉄道の高速化にあたり、まず国外から車両を導入し、自らの技術を追加する方式で、開発を進めている。 中国メディアは 「 わが国が開発した高速車両 」 と紹介することが一般的だ。

     

( 2010.01.14 )



 2009年12月26日に湖北省武漢市と広東省広州市をつなぐ 「 武広高速旅客列車 」 が本営業を開始したが、営業開始から1ヵ月も経過していないにもかかわらず、高すぎるチケットによる乗客率の低迷、乗客の喫煙によるシステム誤作動など、さまざまな問題が相次いで発生するなど、現在のところは順風満帆とは言えない状況だ。

 中国青年報が13日、日本の新幹線と中国の高速鉄道を比較する記事を掲載した。 記事では列車そのもののハード面では大きな違いはなく、むしろ中国の高速鉄道のほうが優れている点も多いとしながらも、日本と中国の鉄道網でもっとも異なるのは 「 乗車環境 」 だと指摘した。

 続けて、記者が中国の高速鉄道に乗車した際に目撃した出来事を紹介し、座席を向かい合わせた4人の乗客が大声で賭け事を行っていた事や、携帯電話で話をしながらヒマワリの種を食べ、種の殻を床に捨てていた光景を指摘し、こうした行為が高速鉄道の品位を一気に引き下げると批判した。

 記者は新幹線に乗車した際に最も記憶に残っていることとして、 「 車内の静かさ 」 を挙げ、乗車中は車両が走る音しか聞こえなかったと紹介。 さらに、大声を出さず、他人に迷惑をかけないようにしていたことが新幹線の乗客の共通点だとした。 最後に記事では、世界最先端かつ最速の 「 武広高速旅客列車 」 がすでに営業を開始してから1ヵ月弱が経過したことを強調し、高速鉄道のソフト面を改善するには中国人の一人ひとりが問題について真剣に取り組む必要があると指摘した。

 これに対し、中国のネット上では 「 中国人の素養が低いのは教育のせいだ。 教師の素養や両親の素養が低いのだから、子どもたちの素養が高くなるわけがない 」、 「 他人の声など慣れてしまえば何とも思わない。 それよりも記者自身が閉鎖的で寛容な心がないのだ 」 とするコメントが寄せられていた。

     

( 2010.02.04 )



 春節で故郷へ帰る人びとでごった返すなか、2009年12月26日に開通したばかりの 「 武広高速旅客列車 」 が再び故障に見舞われたことが明らかとなった。
 報道によると、9時1分に広州駅から発車した列車だったが、発車からわずか8分後に一時停車し、その後も9時54分、10時1分にそれぞれ一時停車し、さらに2時間にわたって長沙駅に停車した。 武広高速旅客列車からの発表によると、故障の原因は自動ブレーキシステムの故障であった。

 列車には約1000名が乗車していたというが、長沙駅に停車している時間帯はちょうどお昼ごろであったため、空腹を訴える乗客が続出したほか、呼吸困難やめまいを訴える乗客も現れた。

 また、停車中は乗車口のドアも締め切られていたが、幼児を連れた男性が体調の優れない様子の幼児に外の空気を吸わせたいとの理由で、列車に備え付けられていた金づちでドアのガラスをたたき割る事件 も発生した。 その後、男性は幼児を含む家族とともに警護員によって連れて行かれたという。

     

( 2010.02.08 )



 7日、デビュー2日目の中国の新たな高速鉄道 「 鄭西高速鉄道 」 で故障が発生、運行に遅れが発生したほか、3本が運休するなどの事態となった。 河南省鄭州鉄道局では、安全運行に万全を期すため、設備の全面的な検査を進めるという。 中国現地メディアは、鳴り物入りの高速鉄道だっただけに、 「 失望させる 」 などの表現で報じた。

 2005年に着工した 「 鄭西高速鉄道 」 は全長505キロ、列車の時速は350キロ、鄭州( 河南省 )から西安( 陝西省 )までの運行時間はこれまでの6時間から2時間以内に短縮された。 今回の春節( 旧正月 )の 「 春運 」 と呼ばれる特別運行体制にあわせて正式運行を開始したものの、いきなりの故障発生。 原因は 「 天気 」 だったという。 詳細は伝わっていない。

 中国の高速鉄道は2009年に開通した武漢と広州を結ぶ 「 武広高速鉄道 」 でも2月に入ってから3日と6日にそれぞれ故障が発生、運行遅延などを起こしており、話題となっていた。 「 2009年が中国の高速鉄道元年。 まだまだ歴史が浅く、トラブルはつきもの 」 などの擁護論もあるが、相次ぐ高速鉄道の故障に対して、中国現地でもあきれ声、ため息が続いている。

     


中国新幹線ではないが、こんなニュースもあった。
( 2010.03.04 )



 2日、韓国が自主開発した高速列車 「 KTX2( Korea Train eXpress 2 ) 」 が運行を開始した。 KTXは2004年にフランスTGVから技術を導入して開発された韓国の高速鉄道システムであり、 「 KTX2 」 はその新型車両だ。

 韓国鉄道公社によると、 「 KTX2 」 は最高時速350キロで走行が可能だ。 また、今回投入される 「 KTX2 」 には 「 KTX山川 」 と名づけられ、ソウル-釜山間およびソウル-光州間を運行する。

 試乗に立ち会った関係者の話によると、 「 KTX2 」 は走行時の雑音が小さく、リクライニングシートは360度回転することができるほか、シート間の距離も調整可能だという。

  「KTX2」 の自主開発に成功した韓国は、日本( 新幹線 )、ドイツ( ICE )およびフランス( TGV )に次いで、世界で4番目の 「高速鉄道車両を製造できる国」 となった。
 その一方で、 「KTX」 は事故・故障が多いことでも知られ、2007年11月には 高速鉄道として世界初の正面衝突事故 も発生している。

     

( 2010.06.10 )



 8日午前、広州発武漢行きの高速鉄道が故障し、4時間にわたって立ち往生、乗客が車内に閉じ込められる事故が発生した。 乗客200名あまりに怪我などはなかったが、一部路線に遅延が発生した。 中国メディアの東北網が伝えた。

  「 急いでいるからこそ高速鉄道を利用しているんだ! 」 。 故障した高速鉄道に乗車していた男性は怒りを交えて語った。 車内に閉じ込められた乗客のほとんどが急ぎの用事があったためだろうか、高速鉄道が立ち往生してから30分ほどすると、乗客たちの騒ぐ声で車内は喧騒に包まれた。

 立ち往生する列車を尻目に、後続の列車が順調に運行している様子を見た一部の乗客たちが、車掌に詰め寄る場面もあったという。

 また、金づちで窓ガラスを破壊し、車内から脱出しようとする乗客や、乗務員が乗客に配った水を通路や座席に撒き散らす客も現れた。 幸いなことに、窓ガラスはひびが入っただけで完全に壊れることはなかったという。

 乗客たちは4時間あまりにわたって車内に閉じ込められたが、振替輸送のために現場に到着した別列車で目的地へ向かった。 列車が動き出すと、車内の喧騒はようやく静まった。 高速鉄道を運営する会社の関係者によれば、故障は通信システムの障害が原因だったという。

     

( 2010.08.12 )



 中国メディアが、7月1日に開業した上海と南京を結ぶ高速鉄道、 「 滬寧高速鉄路 」 で、乗客数が極端に少ない状態が続いていると報じたことに対し、中国鉄道部は11日、 「 中国の高速鉄道は運行開始以来、利用客数を高い水準で維持し続けており、乗車率は120%で間違いない 」 と発表した。

 鉄道部の李軍報道官は、中国の高速鉄道はすでに情報システム化されており、列車ごとの乗客数はすべてシステムが管理しているため、正確であると述べ、 「 乗車率に対する感覚は、乗客によって違う。 一日のなかでも乗車率が50%以下の列車もあれば、200%以上の列車もある。 しかし、すべてを平均すれば120%を超えている 」 と主張した。

 続けて、メディアが 「 極端なケースでは乗客が1人しかいない車両も見られる 」 と報じたことに対し、李軍報道官は、 「 高速鉄道も公共交通機関であるため、地下鉄や公共バスと同様に乗客数のピーク時間というものがある 」 と反論。 続けて、 「 朝晩は乗客数の少ない時間帯であり、乗客も2等座席( 普通座席 )を選ぶことが多い。 そのため、1等座席( グリーン席 )には誰もいないという状況が起きることはある 」 と主張した。

 しかし、中国の場合、乗車券を購入した人と座席数の比率から乗車率を割り出す。 途中駅で乗車・下車した人がいるとすれば、座席は重複して利用されたことになるため、乗車率が100%であっても、満員を意味するものではないという。

 これに対し、中国ネット上では鉄道部の発表に対して反論のコメントが多く寄せられている。 乗車券が高すぎるからだと批判する声や、 「 ウソだ!実際に乗ったときはガラガラだった 」 という声のほか、乗客数が少ない以上、乗車券の値段がさらに高騰するのではないかと推測する声が上がっている。

     

( 2011.09.13 )

 


 山東省済南市にある検査場で7月15日、超音波を用いる機器で高速鉄道車両の車軸を検査していて、長さ7.1ミリメートル、幅2.4ミリメートルのひびを発見した。 政府・鉄道部は専門家チームを組織して問題の車軸の再検査を行った。 検査は終了したが、鉄道部は結果を公表していない。 中国経済網などが報じた。

 鉄道部の定めによると、ひびなど 「 2ミリメートル以上の材質的欠陥 」 があった車軸は廃棄処分にして、報告せねばならない。 走行中に車軸が折れ、脱線や転覆などにつながる恐れがあるための重要な規則という。

 車軸で重大な欠陥がみつかったニュースは、中国メディアの 「 新世紀 」 などが、8月下旬に報じた。 記事には、検査所が作成した 「 欠陥発見 」 の報告書の写真も添えられた。 鉄道関係者によると、 「 長さ7.1ミリメートルのひび発生 」 で、技術者などの間に 「 衝撃が走った 」 という。

 鉄道部が組織した専門家チームは、まず車軸内部の状況を調べる 「 検査機 」 の性能を点検。 検査結果に1.4ミリメートルの誤差がでることが分かったという。 つまり、鉄道部が定めた基準を大きく上回る3.4ミリメートルに近いひびが存在しても、測定値は2ミリメートル未満になり、検査を合格してしまう可能があることになる。

 鉄道車両車軸の検査に使う超音波測定器は、国際的にイタリア、ドイツ、次いで日本製が多く用いられている。 中国では車両製造会社の多くがイタリア製を使っていた。 性能がよいとの理由だったという。

 一方で、同超音波測定器の分野では2006年ごろから、中国企業の新聨鉄が急成長した。 06年には北京や上海の地下鉄会社に検査機数台を販売したことが分かっている。 08年の売上高は3000万元、09年7000万元、10年は1億元だった。 同社利益は07年の99万元から、2009年には1300万元と、3間で10倍以上になった。

 同社はドイツ企業と日本企業から技術を導入したとされるが、実際にはドイツ製の検査機を販売する事業が主だった。

 急成長したのは、 「 国内企業育成 」 を目的とする鉄道部などの強い後押しがあったためだ。 急成長の 「 鍵 」 となる人物は、汚職事件で失脚した鉄道部トップの劉志軍部長( 当時 )だったとされる。

 新聨鉄が扱う検査機は性能が安定せず、 「 済南市だけでなく、その他の検査場でも( 結果が信頼できない )問題が出ていた 」 という。

 飛躍的な発展をとげた新聨鉄だが、登記上の所在地は北京市内の古びた集合住宅の1室だ。 管理人によると、 「 新聨鉄がオフィスとして使っていたが2010年に越した 」 という。 新たなオフィスも活気があるようには見えず、会社の表札もないという。 同社の公式サイトは 「 リニューアル中 」 と表示されており、内容を見ることはできない。

 新聨鉄が 「 官 」 との癒着を利用して、品質の劣る検査機を販売していた可能性がでてきた。 ドイツ製の検査機を導入したのは、主に各地の鉄道局という。 鉄道部が検査結果を公表していないことも、 「 公表できない事情がある 」 と解釈することができる。
 一方、現在までの情報を総合すれば、測定結果の信頼性に問題があったとしても、車軸に 「 7ミリメートル以上のひび 」 が存在したことは、製造上の欠陥と考えられることになる。 中国の高速鉄道は 「 いまだに二重、三重の危険にさらされている 」 と結論せざるをえない。

     

( 2011.11.14 )

   


 「 品質に問題がある 」 として回収された中国の高速鉄道車両 「 CRH380BL 」 系( 写真 )が16日、再び現場に投入されることになった。 製造した中国北車集団の関係者は 「 問題はすべて解決された。 すでに試運転も行った 」 と説明した。 中国新聞社は同系車両を 「 ドイツのシーメンスの技術にもとづいた車両 」 などと説明した。

「 CRH380BL 」 系は車軸過熱警報の異常作動、パンタグラフの異常引き下げ、動力喪失などの故障が相次いだ。 故障の多くは組み立てではなく部品が原因だった。 運行の現場では修理や不良部品の検出が難しいとして、中国北車集団は製造会社である同系車両54編成をすべて回収し、修理していた。

 中国新聞社は 「 ドイツのシーメンスの技術にもとづき、改良・刷新した車両 」 などと説明した。

 同系車両は北京と上海を結ぶ京滬高速鉄道の主力車両の1つであり、同路線では車両不足のため、それまでの1日88往復を66往復に減らさざるをえなくなった。

 ただし、京滬高速鉄道はもともと乗車率が低く、10月1日の国慶節( 建国記念日 )に始まる大型連休以外では、乗車券が売り切れるなどの事態は起きなかった。

 「 CRH380BL 」 系車両は16日に再び、京滬高速鉄道などでの営業運転に投入される。 ただし、同路線における運転本数を再び増やすかどうかは、不明だ。

     

( 2013.08.02 )

  


 上海虹橋駅発・寧波東駅行きの高速鉄道のG7541列車が1日、正常に運行できなくなった。 上海鉄道局は 「 突風で架線に引っ掛かった異物のため、電力供給システムが故障 」、 「 運行秩序は回復中 」 などと発表した。 車内にいた乗客からは、携帯電話などを用いた 「 屋根が連続して爆発。 火花が飛び散っている 」、 「 5号車の乗客は全員、乗務員の阻止を突破してビジネスシート車両に脱出した 」 などという、生々しい様子が伝えられた。

 G7541列車は上海虹橋駅を午後4時40分、寧波東駅に18時50分に到着するはずだった。 出発は50分ほど遅れた午後5時半ごろだったという。 途中駅の桐郷駅で列車は動けなくなり、停電して空調も止まった。 午後7時ごろに改めて発車したが、乗客による 「 前の車両から時おり、強烈な黄色い光が飛び散っている 」 などの書き込みが、新浪微博シンラン・ウェイボー( =中国版ツイッター )に寄せられた。

 「 動いたと思ったら、また爆発だ 」、 「 停車したら、われわれの車両の屋根が連続して爆発。 5号車の乗客は全員、乗務員の阻止を突破して( 高額料金が必要な )ビジネスシート車両に脱出した 」、 「 車内は真っ暗だ 」、 「 もう本当に乗っていたくない 」、 「 頼むから杭州についてくれ 」 などという、生々しい声も相次いだ。

 上海鉄道局も新浪微博の公式アカウントを通じて、情報を早く伝えることに努めた。 午後6時半には、 「 滬杭鉄道の桐郷駅と海寧西駅の間の下り線で突風のため異物が架線に引っ掛かり、電力供給システムに故障が発生しました。 現在、滬杭鉄道の下り列車の一部に遅れが出ています。 鉄道部門は修理を急いでいます 」、午後8時50分には 「 故障の修理が終わりました。 列車の秩序は回復中です 」 と表明。

 しかし、午後10時になり、 「 滬杭鉄道の桐郷駅と海寧西駅の間の下り線で再び、突風のため異物が架線に引っ掛かり、電力供給システムに故障が発生しました。 現在、滬杭鉄道の下り列車の一部に遅れが出ています。 鉄道部門は修理を急いでいます 」 と発表。 改めて修理の完了と 「 列車の秩序は回復中 」 を表明したのは午後10時45分だった。 列車は翌2日午前0時近くになり、杭州東駅に到着した。

 同日、滬杭鉄道の下りではG7541列車以外にも列車4本が遅れた。

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 中国の高速鉄道専門の情報サイト 「 高鉄網 」 などによると、7月には高速鉄道の大規模な遅れが多発した。 主なトラブルは以下の通り。

 3日には開業3日目の寧杭甬高速鉄道( 寧波・杭州・南京 )で線路の故障のため、多くの列車が1時間程度、動けなくなった。

 10日には上海や浙江省内の多くの駅で乗車券販売システムが正常に作動しなくなり、上海市発の南京市方面行きの多くの列車に遅れが出た。

 14日には滬寧線で、列車が正常に運行できなくなった。 乗客らは 「 モーターの力が強くなったり弱くなったりした 」、 「 今は時速54キロメートルしか出ていない 」 などと、 “つぶやい” た。

 23日には武漢と広州を結ぶ武広高速鉄道の広東省部分で施設の故障が発生し、午後7時40分ごろから午後9時20分ごろまで、故障区間で列車が運転できなくなった。

 29日には山東省内の大雨のため南京までの間の広い範囲で列車に遅れが出た。 遅れは最大で5時間程度だった。

 同日、寧波東駅付近で午後4時ごろ、鉄道工事の作業員10-30人が寝泊まりする仮宿舎全体が、突風で飛ばされた。 仮宿舎が線路脇にあったため、トタン板などが架線に引っ掛かり列車の運転ができなくなった。 復旧は午後5時20分ごろだった。

     

( 2012.01.14 )

 


 西安駅( 陜西省 )で1日朝、出発直前の高速鉄道D1002列車( 鄭州=河南省=行き )の屋根部分で 「 強烈なな閃光せんこう 」 が発生して、同列車は運転できなくなった。 乗客らは待機していた予備の車両に乗り移ったが、次の駅で同様の故障が発生した。 鉄道当局は 「 汚染された霧の影響で発生した電流ショート 」 と説明したが、インターネットなどでは批判の声が高まった。

 中国メディアは 「“爆閃”」 と表現した。 列車に乗り込もうとしていた人によると、車両の屋根部分で突然 “爆閃” が発生した。 その瞬間に車内の照明は消えた。 発車予定時刻は午前8時15分だが、8時45分になって、待機させていた予備車両に乗り換えてほしいと放送があった。

 代替車両で運行することになったD1002列車は午前9時10分、次の渭南北駅に到着。 すると、屋根部分で再び “爆閃” が発生して、列車内の電力供給が再び止まった。 乗務員だけが全員下車し、車両のドアを閉めた。 車内には乗客だけが閉じ込められたという。 車内放送も途絶えた。

 30分ほど経過して、乗務員がドアを開け 「 天気の原因で、車両を取り換える必要が生じた 」 と説明し、乗客を別の車両に誘導した。 乗客は午前10時50分ごろ、 「 3度目の車両 」 で再々出発をすることになった。

 乗客だけを残してドアを閉めたことについて、渭南北駅の屈富強駅長は 「 乗客がホームに出てくることを恐れた。 他の通過列車もあり、安全を考慮するとドアを閉めないわけにはいかなかった 」 と説明した。

 列車の故障について西安鉄道局の責任者は 「 固体微粒子が混じった霧の影響で、パンタグラフで火花が飛びやすい状態だった。 ( ショートのために )ブレーカーが落ちた 」 と説明した。

 西安建築科技大学の電気工学専門家氏は 「 普通の霧なら問題ない。 しかし、汚染物質を含んだ霧には帯電粒子も多い。 ( パンタグラフ取り付け部分にある )絶縁用の碍子がいしに汚染物質が付着した場合、絶縁がたも/RT>てなくなり “爆閃” 現象が発生する場合がある 」 と説明した。 汚染された霧は鉄道だけでなく工場や家庭などの停電の原因になっているという。

 同事故を伝える記事を掲載したニュースサイトに環球網には、批判のコメントが次々に寄せられた。 「 また天のしわざか。 鉄道部門は雷に注意しとけよ」、 「 高速鉄道は本当に高度技術だ。雷でダメになる、霧でもダメ。 黄砂の時に雨が降ったら、もっと大変だろう。 そのうち、風が理由になるだろうな」など、故障原因の説明に対する不信感を示す人も多い。

 大気汚染を前提にしておくべきだとの書き込みもある。 「 ちゃんと車両を洗っておかないからだ 」、 「 スモッグの発生は、今に始まったことではないだろう。設計時に、なんで考慮しなかったのだ」との意見が寄せられた。  鉄道関係者が故障車両に乗客を閉じ込めたことに対する批判もある。 「 乗務員は別の列車に追突されるのが怖かったんだろう 」 という書き込みも寄せられた。

     

( 2013.10.21 )
高速鉄道の橋桁ボロボロ…運行側「安全に影響なし」

  広東省広州市と同省深センを結ぶ高速鉄道「広深港高速鉄路(広深段)」を運営する広深港客運専線公司は、「底部がぼろぼろになっている橋桁(はしげた)がある」との指摘に対して「高速鉄道の安全には影響しない」との考えを示した。中国新聞社が報じた。   深セン高峰ダム付近にある「広深港高速鉄路」の橋の下を訪れたという人が17日までに、「橋脚3本の底部にひどい亀裂があり、大人1人が入れるほどの空洞もあった」として、撮影した動画をインターネットで公開した。   動画は、橋脚下部に土を詰めた袋で補強されている様子や、セメントがぼろぼろになり、手で軽くつまんだだけで、小石が次々に崩落する様子も紹介した。   広深港客運専線公司は、「現地にただちに技術者を送って調査した」、「深セン高峰ダム特大橋の7、8、9号橋桁の底部に亀裂が発生していた」とした上で、「橋の建設時に臨時に詰め物をした部分で、橋の重量を支えている部分ではない」、「完工時に撤去してもよかった部分で、高速鉄道の列車運行には全く影響がない」と説明した。   「広深港高速鉄路」は2005年に着工し、11年12月に広州南駅と深セン北駅を結ぶ「広深段」102キロメートル分が開業。深セン北と香港(九龍)を結ぶ「香港段」26キロメートル分の建設も10年1月に始まった。開業は2015年の予定。   「広深段」の設計上の最高時速は350キロメートル、「香港段」は250キロメートル。前線が開業すれば広州南駅と香港が約50分で結ばれる。

     

( 2014.06.04 )
土台部分に大きな亀裂・・・北京・上海高速鉄道、当局は「関係なし。問題なし」

 北京市と上海市を結ぶ高速鉄道路線「京滬高速鉄路」の上海市内にある橋梁の土台部分のコンクリートに、大きな亀裂が発生していることが分かった。橋梁などを管理する上海鉄道局は「日常の検査ですでに発見していた」、「高速鉄道運営への影響はない」と表明した。中国新聞社などが報じた。  土台部分に大きな亀裂が生じた橋梁は、上海虹橋国際空港にも近い、同市申虹路付近の橋梁。土台のコンクリート部分に、幅30センチメートル、長さ10メートルほどの亀裂が生じた。亀裂の片側のコンクリートは最大で1メートル近く沈降している。  問い合わせを受けた上海鉄道局は、「工事時に土台を強化するために用いたコンクリートで、すでに役割は終えた」、「日常の検査でもすでに発見していた。橋梁の構造とは全く関係なく、高速鉄道運営への影響はない」と説明した。