( 2014.11.04 )

  



写真はニューヨークのタイムズスクエア。
 2014年11月1日、ボイス・オブ・ロシア中国語版は記事 「 中国商品が追い出される、中国の生存リソースを奪い取る米国 」 を掲載した。 中国の労働コスト高騰、米国の労働コストと電力価格の低下が背景にある。

 米国では今、 「 世界の工場 」 中国から撤退し、製造拠点をアメリカ大陸に戻す動きが広がっている。 米リサーチ企業ボストン・コンサルティング・グループによると、2013年末時点で生産額10億ドル以上の米企業の過半数が製造拠点の米国回帰を決定、または検討しているという。

 この背景には中国と米国、双方の要因がある。 第一に中国だが生活水準の工場に伴い労働コストが急騰している。 特にハイテク分野で中国人の給与は中・東欧と同等水準にまで上昇している。 一方、米国ではシェールガス革命に伴い電力価格が低下。 また、中南米の失業率が高く、安価な労働力の供給が見込まれる。 巨大な米国市場への近さも考えれば、製造拠点の回帰はきわめて合理的な選択肢だ。

 こうした多国籍企業の撤退は中国経済に打撃を与えるものとなっている。 中国では今年1~6月の工業分野の成長率は7%代前半に低迷。 過去2年間で最低水準となった。