( 2012.08.24 )

  


 2012年8月21日、米国に本部を置く中国語ニュースサイト 「 博訊 」 によると、中国の公安警察関係者が同サイトのインタビューに応じ、中国各地の反日デモで日本車を破壊するなどの行為が発生しているが、実際にはさほど深刻ではないにもかかわらず、報道に使われている写真は大げさに画像処理されているケースもあると指摘した。

 抗議活動の現場では干渉することはなくとも、私服警察官がくまなく監視を行っている。 成都などの都市で日本車の破壊活動を行っていた若者を尾行したところ、ある自動車会社関係者と会っていることが分かった。 消費者の心理に日本車のイメージ付けを行うことで、将来的に自動車を買う際に日本車を選ばないように仕向けているとみられる。

 その後、上層部からの指示で尾行調査は中止されたという。 日本車の破壊行為は深刻ではなくとも、破壊活動の写真が流布することで潜在的な自動車購入者にもたらされる心的影響は計り知れない。 しかし、破壊された日本車はどれも中国で生産されたものであり、意図的な消費者の心理操作は行うべきではなく、そうした愚行がいずれ自らの首を絞めることにもなりかねないと関係者は話している。





<反日デモ>

 


 2012年8月20日、中国紙・中国青年報( 電子版 )は、中国各地で起きた反日デモで暴徒化した一部の参加者が日本車を破壊したことに対し、 「 持ち主は同胞である中国人。 これは愛国行為ではない、単なる愚行だ 」 と非難した。

 尖閣諸島( 中国名・釣魚島 )の領有権を訴えるデモが19日午前、北京、青島、広州、深セン、杭州など中国の10数都市で行われ、日本製品のボイコットや日本人10人が尖閣諸島に上陸したことに対する抗議が叫ばれた。

 国営新華社通信によると、各地のデモは警察隊の出動により概ね沈静化したが、暴徒化した一部の参加者が日本車を破壊したり、日本料理店に乱入したりした。記事は 「 日本側の誤った態度や行動が中国人の気持ちを逆なでした。 若者の熱い愛国心は称賛に値する 」 としながらも、 「 同胞である中国人の持ち物を壊すことは愚かな行為だ 」 と指摘。

 「 反日を叫ぶつもりで街に飛び出し、車や店を壊して結局は同胞に損害を与えた。 だが、こうした行為は日本人を喜ばせるだけ。 同胞を苦しめ、敵を喜ばせる行為は二度とするべきではない 」 とし、 「 こうした愚行はインターネットを通じてあっという間に世界中に広まり、中国のイメージに傷がつく。 これを見た日本人はほくそ笑んでいるに違いない 」 と呼び掛けた。






 


 中国のジャーナリスト、王錦思ワン・ジンスー氏は 「 真相 ― 日本では韓国車を見かけない 」 と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。

 私は韓国や日本に何度か行ったことがあるので、実際のところはどうなのかを明らかにしたい。 尖閣問題で日本製品をボイコットしようという声が国内で大きくなっている。 こうした表現の自由はあってもいいし、それが楽しいならばやればいい。 ただし、多くの中国人が 「 韓国で日本車は全く走っていない。 外国製品、特に日本製品は韓国にない 」 と主張しているが、実際はその逆だ。 韓国の道路はトヨタのレクサスや日産のインフィニティ、ホンダのバイクなどの日本車であふれ返っている。 しかし日本で韓国車を見かけることは皆無だ。

 私を取材しに訪れる 韓国人記者のビデオやカメラは日本製だ。 韓国人記者は 「 少数の韓国人が日本製品をボイコットしていることを中国人はまるで韓国人全員がボイコットしているかのように大げさに話す 」 と指摘した。 日本のセブン・イレブンは韓国全土にあるし、いたるところで日本製品が販売されている。 北朝鮮との国境38度線を守る韓国軍の兵舎にあったのは日本の液晶テレビだ。

 韓国の 「 自国第一主義 」 はグローバル化の波を受けてとっくに形骸化している。 それはオランダから監督を招いたことで韓国サッカーのレベルがアップしたことからもわかる。 日本製品や外国製品のボイコットは個人の自由であり、法律上の制限もない。 外国製品の適切な制限は民族発展の前提になる。 しかし、経済貿易というものは互いに意志を疎通しあい、互いの利益を考えるべきだ。

 韓国に日本製品はある。すべての行動は正しい根拠があって初めて説得力を持つのだ。