10年前まで国定歴史教科書はただ1種類。 反日世代( 20代 ) 「憤青」 は共産党政府によってこうして育成された。


 ( 日本人が知らない中国人の 『日本観』 )

 テレビや新聞ではまったく報じられない中国反日デモの真相 ―― なぜ若者たちはあれほどまでに日本への敵意を剥き出しにするのか。 元凶は、現在の若者たちが叩き込まれた教育にある。 そして、その歪められた教育は中国政府が、戦後50年を経過した1990年代半ばから、ある目的で確信犯的に行ってきたものなのだ。

 《 小日本め、何をしようと、釣魚島は我が国の釣魚島だ。 犬め、おれらとまた一戦やるのか? 中国人民がひとりひとり痰をはいて、大海を越えてお前らに届けてやるぜ。 でも、中国の政治にも汚職がはびこっているからな。 自分の病根すら治せないのにどうして日本の息の根を止められるというんだ? 》
 10月16日に河南省の鄭州で行なわれた反日デモに際し、インターネット掲示板に書かれた書き込みだ。 多くの掲示板が中国政府によって閉鎖されるなか、かろうじて検閲をくぐり抜けた中国の若者の本音である。
 10月半ばから再燃した反日デモの嵐は、四川省や、重慶市など内陸部の地方都市で吹き荒れ、いまだに収まる気配はない。 これほどデモが頻発する理由を、中国事情に詳しいジャーナリストの富坂聴氏はこう分析する。
 「 05年頃に起きた反日デモは、 『 憤青 』 と呼ばれる愛国主義青年たちの反日活動組織が煽動していましたが、今は携帯メールでネットの掲示板に投稿して告知ができるので、誰でも簡単にデモを煽動できるようになった。 首謀者が誰かもわからなくなっているのです 」
 ゲリラ的に発生するので、当局の取り締まりといたちごっこになっている。
 日本では 「 中国政府によるガス抜き 」 「 官製デモ 」。 との指摘もあったが、予想を上回る過激さに、政府の取り締まりも厳しさを増す。
 10月23日の四川省でのデモに居合わせた日本人観光客が、その様子を語る。
 「 突然、3~4人の中国人の若者が武装警官ともみ合いになり、力ずくで地面に押さえつけられた。 他にも私服警官を撮影したらしい日本人記者が数人の警官に囲まれカメラを取りあげられ、首を押さえつけられていました 」 当局側もピリピリしているのが伝わってくる。 しかし、なぜ反日となると簡単に数千人もの若者が集まり、これほどまで日本に対する憎悪の炎を燃やすのか。 中国出身の評論家、石平氏はこういう。
 「今回のデモの主役は、一人っ子政策が敷かれた80年代以降に生まれた 『80后( バーリンホウ )』 です。 甘やかされ、何不自由なく育った80后は、反日教育を強く刷り込まれた世代でもある。 この反日教育を国策として主導したのが、93年に国家主席になった江沢民であり、80后を反日に染め上げたのです( 石平氏 )
 70年代末、当時の最高実力者、鄧小平が改革開放政策へ舵を切ったことで、中国社会には経済格差が広がり、地方では農民暴動が頻発していった。 同時に政治的な自由を求める声が高まった。 それが民主化運動、そして天安門事件へつながっていったわけだが、民主化運動を弾圧して壊滅させた“功績”が認められ、国家主席にまで昇りつめたのが江沢民前国家主席である。
 「江沢民は日本を仮想敵に据えた。 『日本が再び中国侵略を企てている。 その侵略から国を守るのが中国共産党だ』 という考えを刷り込んだ。 国民の求心力を保つため日本憎しの共通意識が必要とされた のです」 ( 石平氏 )
 つまり、 “江沢民の子供たち” とも呼べるのが、今、反日デモで怒りの声をあげている若者たちなのだ。


『我が同胞を虐殺した』

 80后の若者は約2億人とされているが、では、実際に彼らはどのような反日教育を受けてきたのか。
 『 韓国・中国 「 歴史教科書 」 を徹底批判する 』 ( 小学館文庫 )の著者で、明星大学戦後教育史研究センターの勝岡寛次氏によれば、中国の中学校用の歴史教科書は日本人にとっては驚愕するような内容だという。 以下、80后が学んだ教科書 『 中国歴史 』 ( 人民教育出版社 )の記述を勝岡氏の解説とともに例示していこう。
 中国教科書の日本に関する記述は、近代以前と以降で姿勢ががらりと変わるが、近代以前は中国に対して日本が朝貢する主従関係だったことが繰り返し強調されている。 たとえば、聖徳太子の遣隋使派遣は以下のように記述されてしまう。
 《 隋の時代、日本の天皇は、国交を結ぶ親書を託した使者を派遣してきた。 隋の煬帝ようだいは喜んでこれに同意し、衣装を賜った 》
 「 遣隋使は、天皇を 『 日出ずる処の天子 』、中国皇帝を 『 日没する処の天子 』 と位置づけ、対等な立場を主張した親書を渡しました。 そのため、 『 隋書 』 倭国伝には、煬帝が 『 蛮夷の書、無礼なるもの有り、た以て聞する勿れ( 蛮夷の書で無礼なものは今後取り次ぐな ) 』 と激怒したと書かれている。 日本をおとしめるために中国の歴史書にも反する記述を敢えてしているのです 」 ( 勝岡氏 )
 近代以前の時代については、他にも元寇など中国が加担した侵略戦争がなかったことにされている。
 近現代史の記述になると、日本は悪逆非道の国として描かれていく。 1894年から始まった日清戦争はこんな記述だ。
 《 日本海軍は朝鮮の牙山沖合の半島付近で清軍の輸送船を襲撃し、清政府はやむなく日本に対し宣戦を布告した 》 《 日本侵略軍は旅順で我が同胞を狂ったように虐殺し、死者、被害者は1万8000人余りにも達した 》
 「 前者で記述された戦いは清国の軍艦済遠の発砲により始まり、宣戦布告は両国が同時に行なっているので明確な誤りです。 『 虐殺 』 については、市民に偽装した清国軍の便衣兵を掃討しただけで、英紙セントラルーニュースは 『 公正な戦闘以外では一人の中国人も殺されていない 』 と報じている。 まったくの創作です 」 ( 同前 )
 日中戦争の記述になると、さらに過激さを増す。 中国は、戦時中に日本軍によって数万人の中国人炭鉱労働者が埋められた 「 万人坑 」 なるものが存在したと主張している。
 《 坑内には安全設備がなく、事故が多発し、平均200トン掘るごとに1人の中国人炭鉱労働者が過労死した。 ( 中略 )日本侵略者はまた、血と汗を搾取し尽くされ、労働能力を失った炭鉱労働者を、一隊また一隊と荒野の谷に放置して餓死させた。 かくして、白骨累々たる 『 万人坑 』 ができた。 大同鉱山付近( 山西省 )には20か所余りの 『 万人坑 』 がある 》
 「 当時現地にいた日本人関係者200余名に対して綿密な調査を行なった昭和史研究家の田辺敏雄氏は、調査対象者全員が万人坑を見たことがなく、言葉さえ知らず、終戦後、炭鉱の責任者以下、従業員は逃亡することもなく、家族とともに現地に残っていたことなどを理由に、中国の創作だと結論づけてます 」 ( 同前 )
 プロパガンダの極めつけは、南京事件である。
 《 日本軍は南京占領後、南京人民に対し、血なまぐさい大虐殺を行ない、驚くべき大罪を犯した。 ( 中略 )戦後の極東国際軍事裁判によれば、南京占領後6週間以内に、武器を持たない中国の国民30万人以上を虐殺した、とのことである 》
 「 いわゆる東京裁判の判決に記されている数字は著しく根拠が薄弱ですが、史実として 『 東京裁判の判決 』 を記すのであれば正確には 『 20万人以上 』 です。 『 30万人以上 』 は勝手な水増し。
 そもそも当時の南京市の人口は約20万人で、それ以上の数をどう殺したのか。 しかも東中野修道氏( 亜細亜大学教授 )の 『 「 南京虐殺 」 の徹底検証 』 によれば、南京陥落の翌年、1938年の年末には南京市の人口は44万人に膨れ上がっている。 なぜ中国人はわざわざ南京に集まってきたのか。 治安の確保された安全地帯だったからではないのでしょうか 」 ( 同前 )


遠足は反日記念館

 80后が中学校で歴史を学んだ頃は、国定教科書1種類しかなかったが、日本などから批判を浴びたことを受け、現在は日本と同様、検定制度ができ14種類あるという。 「 しかし、検定が非常に厳しく、ほとんど同じ教科書が14種類できただけ。 たとえば反日の記述は変わらず、文化大革命や天安門事件などの失政をもみ消している点も全く同じです 」 ( 勝岡氏 )
 さらに、中国の小中学生が反日を学ぶのは学校内だけではない。 遠足や修学旅行では、各地の反日記念館を訪れるのが慣例だ。 なかでも一番人気は南京事件の際の日本軍の蛮行の史料を展示したという南京大虐殺記念館である。
 07年12月のリニューアルで、敷地面積は旧館の3倍の7万4000平方メートルに拡大された。 取材で訪れたジャーナリスト山村明義氏は語る。
 「 入りロの正面にはいきなり 『 300000 』 と犠牲者数が彫られたモニュメントがある。 あくまでこの数字を主張し続けるようです。 それどころか、展示の説明文には34万人と記されているケースもあり、さらに水増しされていた 」
 展示物には、明らかに合成とわかる写真などが満載で、まさに“共産党のプロパガンダ”という言葉を彷彿させたという。
 しかし、年端も行かない子供たちがこういった残虐な写真を見せられれば、無条件に日本に対する憎悪を膨らませることになる。
 「 中国の小学校で日中戦争の歴史を教える段階になると、教師は日本軍の残虐行為を涙ながらに語り、感極まって泣き崩れる。 子供たちも泣き叫んで興奮し、教科書を黒板に投げつけたり、机をひっくり返したりという集団ヒステリー状態になる。 最後は教室が静まり、恍惚として日本憎しの一体感を共有する。 これは私の甥が実際に受けた授業の内容です 」 ( 石平氏 )
 勝岡氏によれば、前述の中学校歴史教科書の教師用指導書には、教室での指導方法を解説したビデオCDが添付され、その中にはこんなシーンがあるという。
教師「 人殺しをするわ、放火をするわ、凶悪の限りだ 」
 ( 生徒に復唱を促す )
生徒「 人殺しをするわ、放火をするわ、凶悪の限りだ 」
 ( 生徒は全員で復唱 )
 こうなるともはや“洗脳”である。
 「 教科書には 『 南京大虐殺を勉強したら、日本の中学生に手紙を出して真実を伝えよう 』 というテーマ学習まで “ご丁寧” に盛り込まれています 」 ( 勝岡氏 )


「愛国無罪」 で政府批判

 こういった反日教育の末に生まれたのが80后であり憤青だが、実は下の90后( 90年代生まれ、ジューリンホウ )も強烈な反日洗脳教育を受けている。
 「日貨排斥( 日本資本や日本製品のボイコット )を誇りとせよ。 日本旅行にいくことを恥と誓え。 領土の完全を絶対支持し、日本を地球から消失させよ。 これが90后の声だ」
 最近のデモの横断幕を見れば、反日教育は相変わらず続けられていることがよく分かる。 経済成長が続く中、貧富の差は広がる一方であり、また、チベット族やウイグル族の反乱も頻発している。 そうしたなか、中国共産党は反日教育をより強化することで、国民をどうにかまとめようとした。
 しかし、反日教育を続けてきた結果、逆に中国政府は自縄自縛に陥りつつある。
 「政府が日本に歩み寄りを見せれば国民からの突き上げが激しくなるので、国際的に批判を招く行為もせざるを得ない。 反日デモを鎮圧すれば、怒りの矛先が今度は共産党に向かいかねない。 これは中共政府が自ら蒔いた種です」 ( 石平氏 )
 中国の若者の間では、 「 愛国無罪 」 という言葉が広まっている。 反日デモは愛国心からの行動だから、罪に問われないとして、反日を隠れ蓑に利用しようとする者も出てくる。
 「 貧富格差をなくせ 」 「 報道の自由を 」 「 多党協力を推進せよ( 一党独裁を廃止せよ ) 」 「 不動産の高騰に抗議する 」
 反日デモに乗じて、政府批判のスローガンも見受けられるようになったのだ。
 「 デモを煽動している人間は筋金入りの反日ですが、デモが膨れ上がっていく過程で、漠然とした不満や苛立ちを抱えた若者がどんどん集まっている。 最初の頃のデモで見られた政府批判の横断幕は、印刷物のようにキレイに作られていたので、準備万端整えて機会を狙っていた人間がやったようですが、それがだんだん手書きの汚い横断幕になってきた。 裾野が広がっている感がある 」 ( 富坂氏 )
 

■ 憤青と糞青: 「 なぜ、反日デモができたか。 ノーベル平和賞への視線をそらすためだ 」 ( 杭州の学生のツイッター )など、中国にも冷めた見方をするネットユーザーはいる。 彼らは過激な反日愛国主義の 「 憤青 」 を 「 糞青 」 と呼んでバカにしている。




( 2014.08.01 )

  か?



  


 2014年7月30日、 「中国を侵略した民族は多いが、中国人はなぜ日本人を最も憎むのか」 と題した文章が、中国のネット上で話題を呼んでいる。
 筆者は 「国が子どもたちに 『標準的な回答』 を教え込めば、数世代後には、国民の多くが判断力と思考能力を失うことになる」 と警鐘を鳴らす。
 その具体例として、中国人は珍宝島( ダマンスキー島 )と聞けばソ連を憎み、軍歌 「血染めの風采」 が流れればベトナムを憎み、国民党反動派で台湾を憎み、粉ミルク規制問題で香港を憎み、世界の警察が各地で石油を略奪していると聞いて米国を憎むとし、 「自ら思考することはほとんどなく、他人から与えられた回答を習慣的に受け入れている」 と指摘する。
 その上で、 「最もたたき込まれているのは、疑いもなく日本だ」 とし、 多くの中国人が 『日本人』 の3文字に条件反射するのは、まるでパブロフの犬のように、長期にわたって訓練された結果だ と指摘している。



      
 身分・戸籍の差、貧富の差、自由の剥奪、恐怖政治。 多くの不満を煮えたぎらせている中国国民が、自国内で反逆を起こさせないために、そのはけ口として日本をやり玉に挙げているだけです。 日本が攻めてくるぞ、日本が我が国を滅ぼすぞ、そんなことを毎日子供達に言い聞かせたら、そりゃ無条件の反日に気が狂ってしまいます。 パブロフの犬と中国国政府管理下の中国国民。 その共通点は 「それ以外の選択肢が与えられない」 です。




( 2014.11.09 )



 2014年11月4日、中国の日本情報サイトに 「 中国人はどうしてこんなに日本人を恨んでいるのか 」 と題する文章が掲載された。 以下はその概要。

 中国と戦争をし、中国人を殺した国はたくさんあるが、現代の中国人が日本だけをこれほどまでに恨んでいるのはなぜなのか。れには思考能力”関係している。
 中国の教育はほぼすべてに模範解答が用意されている。 作文にさえもだ。 そのため、試験では何を学んだかではなく、何を覚えたかが試される。 一国の教育にすべて模範解答が設けられていれば、国民は次第に考える力を失っていく。 政府が言うことを条件反射的に信じてしまうのだ。
 中国人は思考することが少ない。 なぜなら、子どものときから他人から答えが与えられるからだ。 中国の官製メディアがマイナス面を報じた国をまとめると、世界中が中国の敵になることに気が付く。 中でも、最も長きにわたり批判の矛先が向けられているのが日本である。 「 日本人はこれまでに謝罪したことがない 」 という人がいるが、実は、幾度となく謝罪している。 中国人が最も右寄りだと認識している小泉純一郎でさえもだ。 しかし、用をなさない。 なぜなら、官製メディアが用意した模範解答は 「 日本人は侵略戦争について謝罪を拒否している 」 だからだ。 かつて大量の中国人を殺害したモンゴル人を恨んでいる中国人は極めて少ない。 その理由も、模範解答に 「 モンゴルが中国にしたことを忘れるな 」 と書いていないからである。
 靖国神社参拝問題はさらに明らかである。 第2次世界大戦が終結した1945年から1985年までの40年間、日本の首相が靖国神社に参拝しても中国が抗議したことはなかった。 中国国内の社会問題が浮き彫りになった1985年に、大々的な抗議が始まったのだ。 これほどまでにあからさまな問題にわれわれが気付かないのはなぜか。 それは、模範解答では 「 靖国神社は参拝することは誤りで、軍国主義の亡霊をよみがえらせる… 」 となっているからである。
   ( 略 )
 中国人の反日感情と中国を侵略したかどうかは関係ないのである。 侵略後に謝罪したかどうかも関係ない。 中国人が見た日本人がどんなに礼儀正しく、友好的であっても、あるいは一生見ることがなくても、彼らは 「 日本人 」 と聞いただけで自然に反感を抱いてしまう。 中国人の反日は、一種の条件反射。 幼いころから、長期に渡り訓練された結果なのである。


 これこそが教育!
 これ以外は許されない。
 政府が指導する考え方のみが許される。
 それを逸脱することは許されない。
 洗脳の極致です。
 さすが超大国だけのことはあります。
 パブロフの犬で あり続ける中華人民共和国の人民!
 この件はゆっくり考えてみる必要があるでしょう。